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千葉神社

東京に泊まった1日目ですが、チェックイン後、お昼は私一人で千葉市へ行ってました。
以前、新聞広告で見た千葉市美術館の『仏像半島』という特別展が気になっていたんです。
都内の行事案内を見ると、練馬の石神井池でやってる『照姫まつり』も気になったのですが、東京駅からだと千葉市の方が全然近いんですよね。

それに、千葉市へ行くのは初めてなので好奇心が勝りました(笑)
というか、成田空港に行く以外の目的で千葉県入りする事が初めてかも。
いや、東京ディズニーランドに行った事があったか…
でも、千葉県というのを意識して向かうのは今回が初となります。

東京駅で総武線のホームに向かって驚いたのは、その深さですかね。
同じJRなので、いつも使っている東海道線の隣ホームかと思っていたのですが、2層くらいの深さまでエスカレーターで下りて行ったので、つい何度も間違ってないか確認してしまいました。

快速で東京から約40分。千葉に到着。
休日ということもあってか、車内はずっと空いてて快適。
本を読んでいたらあっという間に着いた感じです。

こちら千葉駅の駅スタンプ。
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何故に斜光器土偶?と思いましたが、加曾利貝塚と書いてあります。
加曾利ナントカ型とか縄文土器の分類の様式として、よく目にするアレの基準発祥となったのがココなんですね。
「…貝塚のある駅」となってますが、すぐ近くに遺跡があるのでしょうか?

ほいで、こっちが千葉市のマンホール蓋のデザイン。駅から千葉神社へ向かう途中幾つかありました。
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千葉市ホームページ記載のプロフィールを見ると、中央の円のデザインは、市内6つの区を表現とのこと。
でも、鳥が描かれている二重目の円との組み合わせといい、妙見信仰の月星紋と九曜紋を取り入れているようにも見えます。
外側の円にあるのは、市の花大賀ハスでしょう。
市の鳥は、小田原と同じコアジサシとなってますが、ここに描かれているの鳥はカモメ科ではないですね。何だろう?ご存知の方、ご教示願いますm(_ _)m

美術館に向かう途中、千葉神社があったので参拝してきました。
千葉氏一族の厚い崇敬を受け、徳川将軍家からも保護を受けた千葉妙見宮です。
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境内は朱塗りの社殿なのに、道路から見るとお寺っぽい外壁なのが面白い。
鳥居もありましたが、道路から入るのは脇参道のようなので、回って正面へ。

これは初めて見るスタイルの楼門です。
額には「尊星殿(そんじょうでん)」と。
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神社ホームページによれば、もとあった山門(明治以前のものでしょうか)は昭和20年の空襲で焼失。
平成10年に再建された、社殿と楼門の複合式の類例ないもの、との事。

中央には、六角の社殿。神社祭神の「北辰妙見尊星王」分霊が祀られているらしい。
各面に方位と十二支が配され、各々の干支や願望内容によって祈願することができるというもの。
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なんとなく御所の高御座(たかみくら)が連想されましたが、妙見信仰も天帝信仰が元になっているんでしょうね。

社殿の方からふり返った楼門。階上に五色の幣。
八角の望楼を備えた、左右の脇門も独特。
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コンクリート造りとはいえ、平成時代のニーズに答えた習合的デザインという観点で見れば、なかなか面白い神社建築ではないでしょうか。
まあ、一歩間違えると、新興宗教の建物みたいになってしまう恐れもあったでしょうが。

そして、社殿。
こちらも二階建ての独特な拝殿です。
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やはり、節分の豆まきなんかは上から撒くんでしょうね。

額には「妙見」の二文字。
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明治以降、各地の妙見宮・妙見堂は、神仏判然とするため天御中主神を祀る神社となった例が多いようですが、ここも“北辰妙見尊星王=天之御中主大神”としています。
でも、妙見信仰の本宮とする千葉神社としては、やはり妙見信仰が主なんでしょうね。

拝殿二階へ上がってみました。
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上下どちらでも自由に参拝できるようになっています。

こちらには、このような参拝手引が。
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「除死定生、滅罪増福、益算延寿」てのは、伝統的な祈願文の一節でしょうか。
熱心な妙見信仰されてる人はきっと、二階の拝殿の方でお参りするんでしょうね。

こちらは隣にある摂社・天神社。
一転、落ち着いた佇まいですが、千葉神社の旧社殿だったもの。
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香炉が置いてある辺りが習合っぽいですね。

こちらの賽銭箱には、「月星講社」の、山に星月の社紋。
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どこの山か分かりませんが、氏子中による登拝講なのでしょうかね。
境内末社に明治時代勧請の御嶽神社があったので、御嶽講かもしれません。

道路側の鳥居脇には、こんな格好イイ狛犬が。
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崖下で転がる子犬を見下ろす親犬。
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鍛えるため落としたのか、それとも心配しているのか、単に邪れているのか。
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こちらが対の狛犬。
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「御大礼記念」とあるので、昭和3年頃の作でしょうか。
生き生きとした狛犬さんですね。

もう1週間早く来れば、藤の花も見栄えあったかもしれません。
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朱色の鳥居に若緑と藤色は映えたでしょうね。


面白い建物だったので、つい色々書いちゃいました。
『仏像半島』の感想はまた次回に・・・

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