カテゴリー「小田原」の103件の記事

第50回北條五代祭り

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今年は藤棚周辺も綺麗に整備され、イベント前にくつろぐ人も多く見られました。

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歴史やお城のブームは以前にくらべると落ち着いてきた感がありますが、事業整備の方はゆっくりと着実に進むものですので、一市民としても永きのご愛顧を願いたく思います。

50回記念の今回の目玉は、歴代当主役に小田原市ゆかりの芸能人・有名人にゲスト出演してもらうというものでした。
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初代・早雲役に阿藤快さん。阿藤さんはここ例年おなじみですが。
3代氏康役に柳沢慎吾さん。
4代氏政役に鎧塚俊彦さん。
5代氏直役に小宮孝泰さん。

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また、オープニングイベントに林英哲さん率いる“風雲の会”の和太鼓演奏がありました。
(2代氏綱役だけは例年通りの市議会議長でした)

皆さん、今までにTV等各種メディアで小田原出身やご当地名物などを紹介してくれたり、観光事業に携わってくれてる“小田原ふるさと大使”の方々。
今年から新たに加わってくれた、俳優・合田雅吏さん(小田高出身)もお披露目していました。
『水戸黄門』で格さん役をやっていた方ですので、今後も武将役で出てくれたら似合うのではないかと思います。

私は今年は観覧席の方から見てました。
毎年おなじみの猛馬飼育係さんが来る予定だったのですが、風邪で急きょ一人で見るハメに。
しかし、隣に座った写真趣味のオバちゃんグループ達と色々おしゃべりしたり、お菓子をもらったりして結構楽しく過ごせました。

行列よりもオープニングをメインに観に行ったのは久しぶりです。

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市民観客の多くも、今回はゲスト応援がメインだったのではないでしょうか。

出陣までの流れはほぼ例年通り。
色々とごあいさつの後、早馬が来て軍団出陣。
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住吉橋上での鉄砲衆空撃ちはありませんでした。
ここでの撮影を狙っていたのですが、いつからか変更になってしまったようですね。

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昨年に引き続き参加のコスプレ隊。
やや人数が増えたかな。
昨年初めて参加した人達は勇気が要ったと思いますが、イベントに新しい風を吹き込んでくれそうで楽しみな一団ではあります。

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スケキヨを発見した巡査…、ではありません。
風魔小太郎隊の忍者アクションの方。行列の所々で殺陣やアクションを披露しています。

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手作り甲冑隊。
手作り甲冑も複数の団体が参加してますが、作品に凝る人と、こうした揃いモノで軍団感を出そうとする方々と色々いますね。見ている側としてはどちらも楽しみです。
この“馬廻衆”の方々は、四半旗や歴代馬標を作ったりと思い入れを感じます。せっかくだから旗のポールも黒く塗るなり、竹で作るなりしたら良いのに。

こうしたコスプレ隊や忍者、手作り甲冑隊は、“さきがけ武者隊”として、北條軍団本隊とは少し間をあけて歩いているので、従来からの時代行列の雰囲気を損なう事のないよう配慮がされていると思います。

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北條早雲役・阿藤快さん。

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北條氏康役・柳沢慎吾さん。

せっかくの当主役なのに、大将の兜をかぶらないのは少し勿体ないですね。
しかし、ゲストの顔を観に来てるお客さんもいるわけで、その点、有名人さんをイベントの武将役に活用するところの難しさがあるかと思います。
まあ、それを言ったら、テレビや映画の戦国劇だって面頬付けてないから同じなんですが。

城址公園で見る場合のデメリットは、移動が難しいこと。
お城だから当たり前なんですが、出口が限られてる上にイベント時の通行制限もあるので、パレードを追っかけていくのは大変です。
一応、地元ならではでショートカットをしましたが、松原神社前では間に合わず、青物町商店街でようやく氏康隊後尾に追いつきました。

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この野郎頭兜に色々威の方、名前は存じませんが、印象的な方。大分前からから五代祭りに参加されてます。
背旗には小さく“獅子の会”。
以前は鉢形衆でお見かけしましたが、今回は川越藩火縄銃鉄砲保存会の方々と歩いておられました。
こういう本格的な方々は武者行列の中でも風格を感じさせます。

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黄梅院(4代氏政正室)の一行。
この日は午後になって風が強く吹いたので、笠や裾など気になって歩きにくそうでした。
毎年気になってるのは、各姫隊の中で白袴の役。よく見ると雪駄の鼻緒もこの人だけ白。
腹当とか太刀拵えが結構豪華なんですよ。
周りの侍女達より上役なのでしょうか。
それは別にして、姫は輿に乗せてあげたいですね。

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北條氏政役の鎧塚俊彦さん。
京都出身の方ですが、市内の石垣山一夜城址にお店を経営しております。
ミニトークでは、阿藤さん達から「お前は上方の人間だろう」てなツッコミされていました(笑)。
ただ、ゲストでしっかり兜を被っていたのは鎧塚さんだけで、一番大名ぽかったかも。

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北條氏邦演じるこの方はノリがよかったです。
「我こそは北條安房守氏邦なり~!」と、采配振り上げて観客のカメラに応えていました。
やっぱり、軍団全体としても、ある程度演出指導があると士気というか雰囲気盛りあがりますね。
(兜の阿弥陀かぶりなんかもね…。映画やドラマだったら絶対NGでしょう)

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5代氏直役の小宮孝泰さん。
「元コント赤信号と言われることありますが、まだ解散してませんから!」
ナベさん、ラサールさんとともに自転車でぶらりする企画がひかえているそうです。

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北條軍団最後尾を飾ったのが、こちら北條氏規隊。
今回、一番武将らしい威厳を感じたのですが、なんと小田原警察署長と署員の方々でした。
署長というともっと年配の方かと思ったのですが、意外と凛々しく。
傍らで交通整備をしていたお巡りさんは敬礼してたのでしょうか?

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さすが警察。標語は欠かせません(笑)
しかし、いい面構え。
足軽のエキストラさんには最適な方々かもしれません。

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そして、神輿パレードも一年ぶり。
やはり、居神神社の神輿はカッコいい。
江戸城普請や相模の寺社にも携わった、愛甲郡半原大工の職人さんが手がけたものです。
荒ぶる担ぎ方も見どころです。

五代祭りの周辺風景。

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天守閣入口。音楽隊が参加しているので、陸自の制服姿もちらほら。

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手裏剣投げや吹矢の的当てコーナーなんてのも開いてました。
しかし、北條家の三鱗紋を的にするのはどうかと…

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露店はどこも行列が。
ご当地グルメの類も参加する地域が増えて来たようです。
首都圏から安近短というのは必ずあるでしょうが、こうした時代イベントとしては、他の大河ドラマ開催地よりも継続的集客力があるのではないかと思います。

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家族連れ等でごったがえす駅舎。
乗車カードのチャージや切符購入に長い行列ができていました。
地方は券売機の数も限られていますので、イベント時はこの点留意しておいた方がいいです。

私はというと、猛馬さんがいない今回はビール飲むわけでもなく。
この日限りの北條五代スタンプラリーなんてのがあったので、とりあえずコンプしておきました。

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ドヤ顔の早雲・氏康に、四角四面な氏政、ぼっちゃん顔の氏直と、なかなか個性あるキャラ顔。
よくできているので、もっと使っていいのではないかと。

寺社のご朱印もあれだけ人気が出ているのを思うと、スタンプラリーのイベントもそれなりに効果を期待できるのではないかと思います。
例えば、小田原城総構えのウォーキングイベントとか。
対して、包囲側の豊臣陣のスタンプラリーとか。
北條五代観光協議会の各地(八王子、寄居、三島とか)で共催の朱印(禄寿応穏、如意成就などなど)スタンプラリーとか。色々。

毎年見ていますが、この頃の企画側の思いは感じています。
今後も頑張って欲しいと思います。

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桜花巡覧 地元でぶらり定番どころ

毎度の事ながら今更ってな日記です。
今ごろになって気付くのもなんだけど、自分はたぶん、タイムリーなネタを逐次書き連ねていくSNSやツイッターよりも、ブログとか手作りサイトの方が性にあっていると思う。まあ、両方やっていければ良いのだけれど。
サイトの方も、前々から再開をと思っているのだけど、ほったらかしのまま幾年…
まあいいや、趣味なんだから気ままにやれば。

ということで、サイクリングや散策で撮った市内の桜景色です。
(去年買った、GX7の練習も兼ねて。ブログでは画像軽くするので大分ディティールがつぶれてますが、実際の写りには結構満足しています^^)

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春光院(市内矢作)の枝垂れ桜。

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猪駒塚と工場土手の桜並木(市内成田)。
猪駒(いこま=生駒?)という源頼朝の馬が葬られたという伝説がある。

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酒匂川土手と富士箱根(小田原市桑原)。

以下は、日本新薬工場近くの桜農道(桑原)。
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花咲翁さんの像

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樹根の小さな桜花

以下は、小田原城址公園。
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天守閣

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天守と馬出門

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馬出門枡形の枝垂れ桜

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二の丸平櫓
複数の桜枝が被る定番の撮影スポット。

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馬出門から見るお濠端通り。

お濠端通り
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馬屋曲輪

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同上。すでに葉桜。
今年も観れたことに感謝。

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第49回北條五代祭り

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毎年恒例5月3日の北條五代祭りですが、今年から始まる新イベントを観にちょっと行ってきました。


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駅で猛馬飼育係さんと待ち合わせ、城址公園へ。
武者行列やら新イベントは午後からなので、二の丸の露店市でぶらぶら。

ご当地グルメの屋台や、各地の自治体の紹介&物産ブースもお馴染の光景ですが、今年は奈良県斑鳩町と鎌倉市が初お目見え(?)

こちらは、八王子の新しいゆるキャラ「たき坊」。
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三つ鱗の袈裟と笠を着けているので、「もしかして滝山城がネタ?」、と冗談で聞いたら本当にそうでした(笑)。
尻尾を触るとご利益があるそうな。
また、今回は来ていませんでしたが、武田の松姫がモデルの白狐がパートナーでいるそうです。

正直、ゆるキャラなんてどうでも良いと思ってましたが、こういうのを見ると憎めませんね。可愛い。
ひこにゃんといい、楕円形の動物キャラは狙いやすいのでしょうか。
小田原にも新しいキャラが欲しくなります。


あとこれも新顔。
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市内の「しいの食品」で今日から発売された、小田原城のペーパークラフト。
なかなか仕上がりが良さそうだったので、即買いしてしまいました。980円也。
今後は、市内の書店と一部土産物店で販売するそうです。


お昼は、韮山の地ビールと富士宮やきそば。
酒好きな猛馬さんは、待ち合わせた9時過ぎから夕方までビールを飲んでました(笑)


そして、午後1時半過ぎに、今年初の企画「天下一忍者決定戦」。
西宮神社の福男、とまではいきませんが、馬出門から学橋際までを駆け抜ける徒競走です。
市外からの参加も多かったようで、中には、忍者衣装で小田原まで電車で来た人もいたとか。
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あっという間の勝負でしたが、優勝者には、手裏剣型の木製賞状が贈られました。


忍者コスも色々あって、普通の黒づくめ・灰色づくめのほか、ゲームキャラの忍者とか、懐かしの鞍馬天狗とか、サイボーグ009とか。ダミー手裏剣を頭に刺してる人とかも。
見ている側としては、仮想パフォーマンスをしてくれた人の方が面白かったですね。
せっかくなので、タイムアタックと仮想部門の両方で賞を設けたら良いのに。

いっそ、忍者(風魔)イベントは五代祭りと別に独立してやってもいいんじゃないかと思いました。
むしろこちらの方が、関東でバッティングするイベント無いのでは?
(と、思ったら、今月の「市議会だより」によると、今秋に忍者イベントが予定されているようです)

この後には、もう一つの新企画「平成小田原大合戦」。手作り甲冑をしての騎馬戦対決があったのですが、待ち時間がありそうなので、パスして松原神社前で武者行列を見物することにしました。


武者行列の方も今年はちょっと新鮮な光景が。
何かと言うと、ゲームキャラの仮装した方々。
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私は何のゲームがネタになってるのか分かりませんでしたが、沿道の人達は衣装が良く出来てると感心してました。

こういうのも面白いですね。
新しい試みは新鮮だし、イベント活性化・個性化にも良いんじゃないでしょうか。
質感的にも、手作り甲冑隊と一緒なので、それほど異質に感じませんでした。

手作り甲冑の人達だって、時代が違う衣装を楽しんでるわけですしねぇ(笑)
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北條早雲役の阿藤海さん。
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こちらが、玉縄からお越しの北條氏時隊。
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ちょっとあり得ない青甲冑ですが、こういうのも五代祭りらしくて良いかなと(笑)


そして、今年の氏康公。
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一般公募で出られた方。立派なお髭。
昔の『信長の野望』イラストだったら、この方が風魔小太郎でも似合いそうです。


ちょっと目に止った衣装一つ。
督姫隊の真ん中のお方の腹当。
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逆沢瀉威(さかおもだかおどし)ですかね。
姫役や、一般参加の中堅武士の衣装よりよっぽど豪華じゃないですか(笑)
戦国時代にはちょっと古風すぎる気もしますが、衣装も白装束だし、どんな役どころなのか気になったのでした。

あともう一方。
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北條氏直隊の、のぼり旗持ちの外人さん。
兜のかぶり方(庇(ひさし)の位置)といい、立ち方といい、ダラけた隣の日本人より余程キマってました。


本丸広場に戻ると、天守にこんな行列が。
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五代祭りの日はこんな光景も出現します。
確かに展望は広いですが、どれだけの方が満足して帰られるのかが少々心配でもあります(汗)


夕食は、久々に中町のブッダガヤへ。
コテコテな本格くまもとラーメンのお店です。
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今回は、角煮・焼豚・高菜・キャベツ・もやしが入ったスタミナラーメンを。1150円也。
先に「味の大西」小田原店にも行ったのですが、やはりというべきか、閉まってました。


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食後は、蓮上院土塁とか昔の赤線地帯跡を見たりして、解散。

明日・明後日は、小田原旧市街はお祭一色です。
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この前東京に泊まった際、今まで使ってたデジカメが壊れてしまったので、急きょ昔~しのデジカメを引っ張り出して使ってみましたが、なんとかちゃんと動いてくれました。

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小田原駅 新駅舎10周年

この前書いた坐禅会と同じ日なんですが、午後、祖父の墓参に行く途中、駅でこんなのやってました。
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『小田原駅フレンドリーフェスティバル』。
小田原駅の新駅舎および駅東西自由連絡通路“アークロード”が完成して10周年を祝うというものです。
主催は、小田原駅に乗り入れる鉄道5社と小田原市。鉄道5社は、JR東日本(東海道線)・小田急電鉄・箱根登山鉄道・JR東海(東海道新幹線)・伊豆箱根鉄道(大雄山線)です。
また、沿線関連ということでしょうか、箱根町と南足柄市の観光ブースも来てました。

主な内容は、地元中高生らの合掌、吹奏楽演奏や子供空手の披露などの“地域交流発表会”、鉄道各社のスタンプを集めてクイズに答える“小田原駅横断スタンプラリー”、駅前地下道(旧おだちか)での大プラレール、各社の制服(子供用)を着て記念写真が撮れる“プチ駅長撮影会”など。
そのほか、過去の小田原駅や車両の写真が展示されていました。
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私が通りかかった時はもう終盤近くでしたので、賑わいも解散していく状況でしたが、それでもまだ多くの親子連れや鉄道ファンらしき方々がウロウロしてました(笑)。
私もせっかくなのでスタンプラリーに参加。好きなんですよね、スタンプラリー。去年、復元した東京駅でもやったし(笑)。

スタンプは、鉄道各社のきっぷ売り場近くに設置されてました。日曜ということもあり、観光客も大勢通行してるので、ちょっと邪魔になってしまったかも。でも、たまには良いでしょう~。
スタンプは既存の駅スタンプですが、台紙イラストが各社ごとに違って面白かったです。
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窓口が箱根湯本に移ってしまった箱根登山鉄道も、この日は小田急改札横にスタンプ台が。
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JR東海は新幹線改札口なので、一番遠かった。
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で、最後に小田原市のスタンプがある東口地下道へ…、と思ったら、スタンプ帳の後半にクイズが。
地元のクイズなんかちょろいだろう、と思いきや、1問目から「西口、東口それぞれの海抜は?」なんて泣かせてくれました。
「ヒント、それぞれ出入口付近に表示があります」。今東口の地下にいるのに、また西口に戻るハメに。
ま、こういうのもスタンプラリーの楽しみでもあります(笑)

そのほかの問題は、「自由通路の陶板レリーフには生き物が何匹?」「JR東日本改札前のちょうちんには何て書いてある?」「大雄山線入口のモニュメントは何?」など、大方、地元の子供向けの内容でしたが、「東口2階の銅像の左手に持ってるものは?」なんてのも。
像が二宮金次郎なのは皆知ってると思うのですが、“左手”なんて書かれるとつい考えちゃいます(笑)。

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金次郎さん、片手で本読んでたんだね。両手だと思ってた。

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写真には、金次郎像の足元でクイズの回答を書いてる小学生がいますが、再び西口まで歩くのが面倒だった私は、彼に回答を見させてもらいました(笑)
ま、結局、スタンプ帳最後のアンケートに回答すれば記念品はもれなくもらえるようになっていたのですが・・・

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地下道はイベントの第二会場となっていて、子供が各鉄道会社の制服を着れる撮影会やプラレール走行会が行われていました。
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このプラレールはなかなかの規模。
ちゃんと5社分の線路があって、根府川駅とか飯田岡駅とか、市内のローカル駅までも再現してました。
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スタンプラリーや撮影会は、むしろ子より親の方が(笑)楽しんでる感じでしたが、プラレールには子供達もくぎ付けでした。

この後、観光ブースの方や、今年3月に閉館する駅前の「箱根登山ベルジュ」の写真展などを見たりして…
なんか色々グッズを頂いてしまいました。全部絵ハガキですが。
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小田原のイラストのはスタンプラリーの記念品、登山鉄道のはベルジュで、木ハガキ(笑)は観光ブースのアンケートに答えてゲット。
鉄道会社のグッズ(クリアファイルや電車型のものさしなど)や箱根のエヴァうちわ、南足柄の金太郎ストラップなどもありましたが、結果的に実用品ばかり選んでました(笑)

こういうスタンプラリー、たまにやると面白いですね。
今年はまだ七福神めぐりしてないから余計に(笑)
考えてみると、小田原はほかにも結構できそうな場所あるよな~。
城址公園や総構えの各ポイント、各陣場跡なんかにスタンプ置いたりするとか・・・やればいいのに。楽しみながら歴史も学べる面白い企画だと思うんだけどな。
(一応、アンケートにそう書いといたけどね)

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鉄道イベントということで言うと、普段違う各社の社員さんが記念写真撮ったりしてる光景なんかは、見てて微笑ましいものでした。
JR東日本と小田急なんかは、小田原~新宿間で競う部分もあるのだろうけど、こういう子供相手のイベントは商売抜きで余裕が出るのかも。

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アキバの神様

タイトルはシャレです。
とはいえ、間違ってるようで完全に間違ってる訳ではないと思います。

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今日は小田原市板橋にある本山修験のお寺、量覚院の大祭でした。
火伏(ひぶせ)の神として、かつては江戸や各地で大いに信仰された秋葉権現のお祭りで、毎年12月6日の夜に各地から修験者が集まって火渡りを修します。

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小田原市中里の満福寺で行われる火渡り(毎1月28日)も共に無形文化財にしていされていますが、あちらは昼間の火渡り、こちらは夜の火渡りで、絵的には後者の方が神秘的です。
また、前者は当山派(真言系)、後者は本山派(天台系)ですので、作法もところどころ違ったり。

相模で山伏というと、江戸もとい東京では大山なんかが有名かもしれませんが、小田原も江戸時代までは玉龍坊という修験寺がありまして、この量覚院と道了尊(南足柄市)も併せて、結構山伏の活発な地域だったのであります。特に玉龍坊は戦国時代の小田原北条氏に大いに保護され、同氏領国の伊豆・相模・武蔵南部において、多くの修験寺・山伏集団が玉龍坊の下に置かれていました。

量覚院は、北条氏滅亡後に小田原城主になった大久保忠世が創建、境内に遠州秋葉山から秋葉三尺坊権現を勧請し、その別当寺としたものです。

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こうしたナントカ権現といった様な神仏習合の神は、明治の神仏分離において廃止され、修験も宗教として不認可となってしまいました。近隣では箱根権現は箱根神社に、伊豆山権現も伊豆山神社に、大山は山頂の石尊権現社が阿夫利神社上社に、大山寺が縮小移転され替わりに阿夫利神社下社が建立されました。小田原においては、玉龍坊は廃寺、道了権現は本堂など一連の伽藍と分けた神社形式にして一時期を乗り越えました。

その頃、ここ量覚院の秋葉権現がどうやって護持されてきたのかは分かりません。今のところ不勉強。
しかし、本山であり勧請元でもある静岡県の秋葉権現が、新設された秋葉神社と袋井市の可睡斎に分離されてしまったのに比べると、量覚院の秋葉権現は信仰形態をよく保っているように思います。

今日は昼時間、祭事の準備中のお寺にお参りして来ました。
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参拝後は、地元板橋の和菓子屋・盛月さんの露店でお土産購入。
まあ、コレが本当の目的であったと白状致します(苦笑)
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大祭の日だけ販売される「山伏問答」というお菓子。
小麦とソバと水飴でこねられた素朴な味ですが、こういうシンプルなのは好きです。
片方は天狗の団扇、菊は本山派修験の宗紋でしょうか。

これと豆大福を買って足早に山内を辞してきました。寒かったし。
今夜はあいにくの雨でしたが、火渡りはどうだったのでしょうか。

ちなみに、こちらは過去の火防祭のニュース映像。
松明で夜闇に梵字を描く動きなど、とても神秘的ですよ。
http://www.news24.jp/articles/2009/12/07/07149227.html#

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お盆

暑い…。
鴨宮駅から見る箱根の二子山には、いかにも湿っぽそうな雲がモワ~と。
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芦之湯あたりは霧の中だったのでしょうか。
あれがドライアイスならさぞかし涼しいだろうな、とか下らない事考えながら、ボケーと電車に乗っております。


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小田原駅のマスコット、ニコットちゃん(小便小僧)も節電でここ暫くずっとオシッコしてません。
乾ききってしまって、なんだか可哀そう。
水かけ地蔵じゃないけど、柄杓一杯かけてあげたい。

さて、お盆です。
今年は親類一同が集まれないので、私と母とでお手伝いに。

お昼前にお坊さんが来て読経。
うちがちょうど午前で最期の家だったのか、色々とお話をしていってくれました。
近年途絶えがちな行事習慣になってる家も少なくないようですが、一年に一度聖職者が家に来てくれるというのは、やはり良い事だと思います。
親類たちも、本当はこういう時に集まって、お寺と交流しておくのがいいのでしょうね。
いざという時に聞きにくい葬儀やお墓の話も聞けますし、普段からお寺の敷居は高くないのだと確認できるチャンスかもしれません。

同じ頃、大叔母さん(祖父の妹)も来て、祖父もしてくれなかったような昔の話をまた色々と聞く事が出来ました。
曾々祖父らの頃の話は、いかにも明治大正の頃のワンマン男のネタが満載で、よくも女の人やその子供らは耐えたもんだと思うことばかり。
いやはや、我が家にも『犬神家の一族』みたいなドロドロした裏歴史があったとは。(ああいう資産家の話とは違いますが)
お祖母さん世代の人は、迷信深い(というか、古老から聞く話を素直に受け入れて来た)人が少なくないから、そういう後ろめたい話と病で早世した人の話なんかがごっちゃになって、いつの間にかお稲荷さんの祟りみたいな話にもなってる事がしばしば。
お稲荷さんも迷惑してる事と思いますが、それがまた無名のお社が大事に継承されている原理にもなってる訳で・・・。
やはり、盆時に怪談話は合うなあと。しきり。
まあ、そんな話だけでなく、戦前の箱根別荘地のセレブな風景のお話などもありで、最期は明るく。
それにしても、昔は良くも悪くも地域社会とのかかわり、昔からの生活リズムが濃かった事を感じます。
私がお祖父さんになる頃、これだけ豊かな話ができるだろうか…。


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小田原駅に向かう帰路、北條氏政・氏照両公のお墓にご挨拶。
法要の後だけに、献花が綺麗に飾られていました。

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北條氏政氏照墓前祭

今日は「北條氏政氏照墓前祭」でした。
ここ5年ほどは毎回なんとか参加できていたのですが、ついに今回は都合が合わず…、欠席。

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一応お昼にちょいとお参りしてきましたが誰もおりませんでした。
それを良い事に、般若心経・舎利礼文・光明真言(ウチは真言宗なんで)で、両公はじめ合戦で亡くなった人々に感謝し、菩提を祈らせてもらいました。

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昨年は雨模様でしたが、今年は暑いくらいの陽射し。
と思ったら梅雨明けしてたんですね。
実は先週くらいからそうだったのではないか…

帰宅したら、母に開口一番
「あ今日、北條さんの日じゃないの?(記念品の)お菓子は?」
と言われました。
和菓子の日じゃないんだヨッ!

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特別展『都市おだわらの創生』

今日は午前は病院。経過は大分良いので、暫くは様子見となりそうです。

午後は、今月5日から小田原市郷土文化館分館・松永記念館で開かれている特別展『都市おだわらの創生』を見に行ってきました。
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この展示は、小田原市の市制70周年を記念しての行事の一つで、都市・小田原としての歩みを、文書・絵図などの文献資料、今までの城下の遺跡調査によって明らかにされた成果などを用いて紹介するというものです。
http://www.city.odawara.kanagawa.jp/public-i/e_f/kyodo/matunaga70.html

出展資料は65点ほどで、そのうち40点ほどが後北条時代に関するものです。
都市小田原がテーマですので、武具類は3点の出土遺物(陣笠・兜鉢・鉄砲玉)のみですが、このうち鉄砲玉は昨年の発表会でも紹介された幸田口門の堀跡から出たものです。
器もの類は、かわらけ、漆椀、茶器、染付など舶載磁器など。小田原城弁財天跡第Ⅴ地点出土の金箔かわらけも。
また、城下で出土したかわらけや箸、折敷の実物を用いて、『鶴岡八幡宮社参記』記載の足利義氏が小田原の北条氏康館で饗された折の一献の模様が簡単に再現されていたりと、なかなか興味深い展示でした。
文書類は、後北条氏のものが20点。城普請や掃除に関しての細かな指示であったり、城内に留めている人質に関するものや、小田原籠城中の指示など。
これら文書は、市が所蔵・保管するもののほか、市内外の寺社や県立公文書館などから貸し出されたものですが、寺社が所蔵するものは市内でもそう度々観る機会は無いので、初見のものも幾つか。
伝肇寺の「奥州屋敷」云々の文書は有名なものですが、実物は初めて見ました。

城絵図もたくさん出ている(松原図、豊田図、文政図、天保図、文久図)ので城ファンにも楽しめる展示かと思います。
最古の小田原城絵図となる「加藤図」は複製ですが、小田原合戦時の様子を描いた「小田原陣仕寄陣取図」(山口県文書館蔵)2点のうち一つはオリジナルが来ています(片方は神奈川県博所蔵の複製品)。

地味ですが、興味ある人には結構楽しめる構成だと思います。入場無料。
展示は今月27日までです。


展観の後は、近くの香林寺で観梅。
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雪が降りそうなほど寒い日でしたが、やはり夕方になって雨になりました。
箱根辺りは雪が大分降っているのではないでしょうか。

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ちくわパン

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近年小田原のかまぼこ業界は「小田原おでん」で色々イベントを仕掛けようとしているけれど、そういえば、ちくわも作っていたのだった。

名前のまんまなパン。地元のパン屋が作っている。
フランクパンと違うのは揚げてないだけ。
意外と美味かった(笑)

ソーセージの代わりに、ちくわが入っていて、その中にさらに具が入っている。
具はチーズマヨかツナマヨ。
今回食べたのはツナマヨだが、チーズマヨってどんな味なんだ?
ちくわはそのまんまちくわの味。
(読みにくいなあ…。しかし、竹輪って書いても分かり難いし)

“テレビで話題”かどうかは知らないが(全然知らなかったw)、自宅でサンドイッチに作っても美味しそうである。
フランクパンのように揚げたらどうなるのだろうか…

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ウミガメの卵 その後

一昨日、江ノ島水族館の方々と市で産卵地を掘ってみたところ、70程の卵が孵っていた事が分かったそうです。
孵らなかった卵は、猛暑の影響が考えられるとの事。

ともかく、今年は卵が孵って良かった、良かった。

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