カテゴリー「歴史・観光イベント」の27件の記事

第50回北條五代祭り

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今年は藤棚周辺も綺麗に整備され、イベント前にくつろぐ人も多く見られました。

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歴史やお城のブームは以前にくらべると落ち着いてきた感がありますが、事業整備の方はゆっくりと着実に進むものですので、一市民としても永きのご愛顧を願いたく思います。

50回記念の今回の目玉は、歴代当主役に小田原市ゆかりの芸能人・有名人にゲスト出演してもらうというものでした。
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初代・早雲役に阿藤快さん。阿藤さんはここ例年おなじみですが。
3代氏康役に柳沢慎吾さん。
4代氏政役に鎧塚俊彦さん。
5代氏直役に小宮孝泰さん。

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また、オープニングイベントに林英哲さん率いる“風雲の会”の和太鼓演奏がありました。
(2代氏綱役だけは例年通りの市議会議長でした)

皆さん、今までにTV等各種メディアで小田原出身やご当地名物などを紹介してくれたり、観光事業に携わってくれてる“小田原ふるさと大使”の方々。
今年から新たに加わってくれた、俳優・合田雅吏さん(小田高出身)もお披露目していました。
『水戸黄門』で格さん役をやっていた方ですので、今後も武将役で出てくれたら似合うのではないかと思います。

私は今年は観覧席の方から見てました。
毎年おなじみの猛馬飼育係さんが来る予定だったのですが、風邪で急きょ一人で見るハメに。
しかし、隣に座った写真趣味のオバちゃんグループ達と色々おしゃべりしたり、お菓子をもらったりして結構楽しく過ごせました。

行列よりもオープニングをメインに観に行ったのは久しぶりです。

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市民観客の多くも、今回はゲスト応援がメインだったのではないでしょうか。

出陣までの流れはほぼ例年通り。
色々とごあいさつの後、早馬が来て軍団出陣。
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住吉橋上での鉄砲衆空撃ちはありませんでした。
ここでの撮影を狙っていたのですが、いつからか変更になってしまったようですね。

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昨年に引き続き参加のコスプレ隊。
やや人数が増えたかな。
昨年初めて参加した人達は勇気が要ったと思いますが、イベントに新しい風を吹き込んでくれそうで楽しみな一団ではあります。

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スケキヨを発見した巡査…、ではありません。
風魔小太郎隊の忍者アクションの方。行列の所々で殺陣やアクションを披露しています。

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手作り甲冑隊。
手作り甲冑も複数の団体が参加してますが、作品に凝る人と、こうした揃いモノで軍団感を出そうとする方々と色々いますね。見ている側としてはどちらも楽しみです。
この“馬廻衆”の方々は、四半旗や歴代馬標を作ったりと思い入れを感じます。せっかくだから旗のポールも黒く塗るなり、竹で作るなりしたら良いのに。

こうしたコスプレ隊や忍者、手作り甲冑隊は、“さきがけ武者隊”として、北條軍団本隊とは少し間をあけて歩いているので、従来からの時代行列の雰囲気を損なう事のないよう配慮がされていると思います。

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北條早雲役・阿藤快さん。

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北條氏康役・柳沢慎吾さん。

せっかくの当主役なのに、大将の兜をかぶらないのは少し勿体ないですね。
しかし、ゲストの顔を観に来てるお客さんもいるわけで、その点、有名人さんをイベントの武将役に活用するところの難しさがあるかと思います。
まあ、それを言ったら、テレビや映画の戦国劇だって面頬付けてないから同じなんですが。

城址公園で見る場合のデメリットは、移動が難しいこと。
お城だから当たり前なんですが、出口が限られてる上にイベント時の通行制限もあるので、パレードを追っかけていくのは大変です。
一応、地元ならではでショートカットをしましたが、松原神社前では間に合わず、青物町商店街でようやく氏康隊後尾に追いつきました。

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この野郎頭兜に色々威の方、名前は存じませんが、印象的な方。大分前からから五代祭りに参加されてます。
背旗には小さく“獅子の会”。
以前は鉢形衆でお見かけしましたが、今回は川越藩火縄銃鉄砲保存会の方々と歩いておられました。
こういう本格的な方々は武者行列の中でも風格を感じさせます。

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黄梅院(4代氏政正室)の一行。
この日は午後になって風が強く吹いたので、笠や裾など気になって歩きにくそうでした。
毎年気になってるのは、各姫隊の中で白袴の役。よく見ると雪駄の鼻緒もこの人だけ白。
腹当とか太刀拵えが結構豪華なんですよ。
周りの侍女達より上役なのでしょうか。
それは別にして、姫は輿に乗せてあげたいですね。

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北條氏政役の鎧塚俊彦さん。
京都出身の方ですが、市内の石垣山一夜城址にお店を経営しております。
ミニトークでは、阿藤さん達から「お前は上方の人間だろう」てなツッコミされていました(笑)。
ただ、ゲストでしっかり兜を被っていたのは鎧塚さんだけで、一番大名ぽかったかも。

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北條氏邦演じるこの方はノリがよかったです。
「我こそは北條安房守氏邦なり~!」と、采配振り上げて観客のカメラに応えていました。
やっぱり、軍団全体としても、ある程度演出指導があると士気というか雰囲気盛りあがりますね。
(兜の阿弥陀かぶりなんかもね…。映画やドラマだったら絶対NGでしょう)

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5代氏直役の小宮孝泰さん。
「元コント赤信号と言われることありますが、まだ解散してませんから!」
ナベさん、ラサールさんとともに自転車でぶらりする企画がひかえているそうです。

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北條軍団最後尾を飾ったのが、こちら北條氏規隊。
今回、一番武将らしい威厳を感じたのですが、なんと小田原警察署長と署員の方々でした。
署長というともっと年配の方かと思ったのですが、意外と凛々しく。
傍らで交通整備をしていたお巡りさんは敬礼してたのでしょうか?

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さすが警察。標語は欠かせません(笑)
しかし、いい面構え。
足軽のエキストラさんには最適な方々かもしれません。

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そして、神輿パレードも一年ぶり。
やはり、居神神社の神輿はカッコいい。
江戸城普請や相模の寺社にも携わった、愛甲郡半原大工の職人さんが手がけたものです。
荒ぶる担ぎ方も見どころです。

五代祭りの周辺風景。

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天守閣入口。音楽隊が参加しているので、陸自の制服姿もちらほら。

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手裏剣投げや吹矢の的当てコーナーなんてのも開いてました。
しかし、北條家の三鱗紋を的にするのはどうかと…

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露店はどこも行列が。
ご当地グルメの類も参加する地域が増えて来たようです。
首都圏から安近短というのは必ずあるでしょうが、こうした時代イベントとしては、他の大河ドラマ開催地よりも継続的集客力があるのではないかと思います。

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家族連れ等でごったがえす駅舎。
乗車カードのチャージや切符購入に長い行列ができていました。
地方は券売機の数も限られていますので、イベント時はこの点留意しておいた方がいいです。

私はというと、猛馬さんがいない今回はビール飲むわけでもなく。
この日限りの北條五代スタンプラリーなんてのがあったので、とりあえずコンプしておきました。

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ドヤ顔の早雲・氏康に、四角四面な氏政、ぼっちゃん顔の氏直と、なかなか個性あるキャラ顔。
よくできているので、もっと使っていいのではないかと。

寺社のご朱印もあれだけ人気が出ているのを思うと、スタンプラリーのイベントもそれなりに効果を期待できるのではないかと思います。
例えば、小田原城総構えのウォーキングイベントとか。
対して、包囲側の豊臣陣のスタンプラリーとか。
北條五代観光協議会の各地(八王子、寄居、三島とか)で共催の朱印(禄寿応穏、如意成就などなど)スタンプラリーとか。色々。

毎年見ていますが、この頃の企画側の思いは感じています。
今後も頑張って欲しいと思います。

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第49回北條五代祭り

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毎年恒例5月3日の北條五代祭りですが、今年から始まる新イベントを観にちょっと行ってきました。


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駅で猛馬飼育係さんと待ち合わせ、城址公園へ。
武者行列やら新イベントは午後からなので、二の丸の露店市でぶらぶら。

ご当地グルメの屋台や、各地の自治体の紹介&物産ブースもお馴染の光景ですが、今年は奈良県斑鳩町と鎌倉市が初お目見え(?)

こちらは、八王子の新しいゆるキャラ「たき坊」。
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三つ鱗の袈裟と笠を着けているので、「もしかして滝山城がネタ?」、と冗談で聞いたら本当にそうでした(笑)。
尻尾を触るとご利益があるそうな。
また、今回は来ていませんでしたが、武田の松姫がモデルの白狐がパートナーでいるそうです。

正直、ゆるキャラなんてどうでも良いと思ってましたが、こういうのを見ると憎めませんね。可愛い。
ひこにゃんといい、楕円形の動物キャラは狙いやすいのでしょうか。
小田原にも新しいキャラが欲しくなります。


あとこれも新顔。
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市内の「しいの食品」で今日から発売された、小田原城のペーパークラフト。
なかなか仕上がりが良さそうだったので、即買いしてしまいました。980円也。
今後は、市内の書店と一部土産物店で販売するそうです。


お昼は、韮山の地ビールと富士宮やきそば。
酒好きな猛馬さんは、待ち合わせた9時過ぎから夕方までビールを飲んでました(笑)


そして、午後1時半過ぎに、今年初の企画「天下一忍者決定戦」。
西宮神社の福男、とまではいきませんが、馬出門から学橋際までを駆け抜ける徒競走です。
市外からの参加も多かったようで、中には、忍者衣装で小田原まで電車で来た人もいたとか。
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あっという間の勝負でしたが、優勝者には、手裏剣型の木製賞状が贈られました。


忍者コスも色々あって、普通の黒づくめ・灰色づくめのほか、ゲームキャラの忍者とか、懐かしの鞍馬天狗とか、サイボーグ009とか。ダミー手裏剣を頭に刺してる人とかも。
見ている側としては、仮想パフォーマンスをしてくれた人の方が面白かったですね。
せっかくなので、タイムアタックと仮想部門の両方で賞を設けたら良いのに。

いっそ、忍者(風魔)イベントは五代祭りと別に独立してやってもいいんじゃないかと思いました。
むしろこちらの方が、関東でバッティングするイベント無いのでは?
(と、思ったら、今月の「市議会だより」によると、今秋に忍者イベントが予定されているようです)

この後には、もう一つの新企画「平成小田原大合戦」。手作り甲冑をしての騎馬戦対決があったのですが、待ち時間がありそうなので、パスして松原神社前で武者行列を見物することにしました。


武者行列の方も今年はちょっと新鮮な光景が。
何かと言うと、ゲームキャラの仮装した方々。
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私は何のゲームがネタになってるのか分かりませんでしたが、沿道の人達は衣装が良く出来てると感心してました。

こういうのも面白いですね。
新しい試みは新鮮だし、イベント活性化・個性化にも良いんじゃないでしょうか。
質感的にも、手作り甲冑隊と一緒なので、それほど異質に感じませんでした。

手作り甲冑の人達だって、時代が違う衣装を楽しんでるわけですしねぇ(笑)
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北條早雲役の阿藤海さん。
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こちらが、玉縄からお越しの北條氏時隊。
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ちょっとあり得ない青甲冑ですが、こういうのも五代祭りらしくて良いかなと(笑)


そして、今年の氏康公。
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一般公募で出られた方。立派なお髭。
昔の『信長の野望』イラストだったら、この方が風魔小太郎でも似合いそうです。


ちょっと目に止った衣装一つ。
督姫隊の真ん中のお方の腹当。
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逆沢瀉威(さかおもだかおどし)ですかね。
姫役や、一般参加の中堅武士の衣装よりよっぽど豪華じゃないですか(笑)
戦国時代にはちょっと古風すぎる気もしますが、衣装も白装束だし、どんな役どころなのか気になったのでした。

あともう一方。
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北條氏直隊の、のぼり旗持ちの外人さん。
兜のかぶり方(庇(ひさし)の位置)といい、立ち方といい、ダラけた隣の日本人より余程キマってました。


本丸広場に戻ると、天守にこんな行列が。
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五代祭りの日はこんな光景も出現します。
確かに展望は広いですが、どれだけの方が満足して帰られるのかが少々心配でもあります(汗)


夕食は、久々に中町のブッダガヤへ。
コテコテな本格くまもとラーメンのお店です。
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今回は、角煮・焼豚・高菜・キャベツ・もやしが入ったスタミナラーメンを。1150円也。
先に「味の大西」小田原店にも行ったのですが、やはりというべきか、閉まってました。


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食後は、蓮上院土塁とか昔の赤線地帯跡を見たりして、解散。

明日・明後日は、小田原旧市街はお祭一色です。
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この前東京に泊まった際、今まで使ってたデジカメが壊れてしまったので、急きょ昔~しのデジカメを引っ張り出して使ってみましたが、なんとかちゃんと動いてくれました。

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開成町で『小田原大海嘯全図』を見る

今日は開成町の町民センター(町役場のとなり)に行ってきました。
紫陽花ではなく、歴史イベントの展観です。
(ちなみに後ほど田んぼの方を歩いてみましたが、咲き始めているものが幾つかありました)

県西部の6つの歴史愛好・研究グループによる合同開催展示会でした。
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会場では各グループの会報即売のほか、最近の研究・活動の発表などが所狭しと並べられていました。


そのなかで最も関心を集めていたものの一つが、『小田原大海嘯全図』22枚の展示だったろうと思います。
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東日本大震災からまだ一年弱しか経っていないだけに、生々しい迫力が感じられました。
一部撮影させて頂きました。が、昔のコンデジなだけにブレたものばかり・・・
ブログでは少し見やすいように、コントラストをやや高めにしてあります。

小田原大海嘯(かいしょう)とは、明治35(1902)年9月28日に県西部沿岸をおそった高潮と風雨による海水害で、当時の小田原町では死傷者195人(うち死者11人)。多くの家屋が被害に遭いました。
この記録絵は、自身も被災した住民によるもので、現在では貴重な災害史史料となっています。
(できれば、郷土の学習本として本にして販売してもらいたいものです。)

『全図』では、作者が住んでいた山王地区の風水害の惨状が描かれ、新玉・万年などの近隣区が冠水している様子、救護物資が届き配布されるまでの光景がつぶさに記録されています。
また、今は失われた小田原の街の景色の一端も描かれている点なども貴重かと思います。

これは、七枚橋の旧護摩堂川が溢れて冠水している新玉の蓮上院(左の黒屋根)門前の救出風景。
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右二軒の建物も同じく寺で、善照寺と三乗寺。
三乗寺は現在は廃され、旧地に跡碑があるだけです。
蓮上院後方の高台は小田原城総構の土塁かと思われます。
同土塁は現在も住宅に埋もれるように一部残存していますが、この時は格好の避難場所であったかもしれません。

こちらもその近く、本源寺向かいの道沿い(牢屋町)にあった監獄での冠水。
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この絵を見ると、囚人の服は江戸時代と同じ柿渋染であった事が分かります。
いつ頃までこんな服を着せていたのでしょうか。

山王原での犠牲者合同葬儀の様子。
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下の図は、松原神社と新善光寺に集積された救護物資。
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上の葬儀の幕にある寺紋は新善光寺のものでしょうか。
この水害の対策では、同寺が大きな役割を果たしていたように見受けられます。
その後の小田原善光寺講との関わりなど、どうなのでしょうか。少し興味を持ちました。

この『小田原大海嘯全図』、一部は昔学校で使った郷土学習本等で見た記憶がありましたが、全ての絵を目にするのは今回が初めてでした。
もしかしたら、このように広く公開したのは初めてではないでしょうか。
これを見れただけでも、今日開成町まで行った甲斐がありました。
企画・実行をなされた方々、ありがとうございました。


おまけ。
この展示をやっていた町民センター隣りの開成町役場。
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「由芽市」??ゆめし?
なんだと思ったら、TVドラマのロケに使われていたようでした。
何のドラマかは分かりませんでしたが、俳優の岸辺一徳さんや小泉光太郎さんがリハをやってるのが遠目に見えました。

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観てきました 『~戦国から近世の甲冑~ 小田原城甲冑展』

先日触れた小田原城天守閣の特別展、昨日行って参りました。
想像してたより見応えあります。
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それにしても、久々の甲冑展展観だったので目が疲れました。
甲冑の説明文って、作品名称からして漢字の羅列なんですよね(笑) 当たり前と言ってはそうなんですが。
でも、有名美術館での展示と違って混雑しない分、一領ごとに細工をじっくり見れるのは嬉しいものです。
(古い展示施設ですので色々と気になる点もありますが)


展示室はもちろん撮影禁止ですので写真はありません。
天守入口のポスターに大きく写っているのが、小田原大久保家伝来の「金小札紫糸威二枚胴童具足」。
“童具足(わらべぐそく)”の名の通り少年用の甲冑。
元禄頃の様式から、小田原藩大久保家四代・忠増か五代・忠方が鎧着初めや元服式に着用したものと推定される、との事。
同じく大久保家伝来の金襴の陣羽織も展示されておりまして、鮮やかでした。

忠増公治世の頃は宝永の富士山噴火で小田原藩領も大きな被害を受けました。後を継いだ忠増公も復興に尽力し、特に火山灰で川床が上がった酒匂川流域の回復に努めています。
今のようなタイミングでこの甲冑が(一時とはいえ)里帰りしてくれたのも何かの因縁でしょうか。


ところで、小田原大久保家ゆかりの甲冑といえば、初代・忠世の揚羽蝶の兜。
『三河物語』等でも記述されていたような気がしますが、コレ現存してるんでしょうかね?
戦前の大久保神社で発行された絵葉書にはしっかりと写真が載っているのですが、今まで一度も見た事がありません。
戦災で焼けたものもあると聞いてはいるのですが…どうなのか。


…話がそれました。展示内容の続きです。
特別展の副題には、“戦国から近世”とありますが、兜鉢や胴丸など、揃いでない物を含めれば鎌倉前期から江戸末期までのものが展示されています。
幾つかは平成13年の小田原鉢展の折にも出してくれたものですが、殆どが初展示だと思います。

個人的には、胴丸&大袖、阿古陀形の筋兜&笠ジコロといった方に惹かれるのですが、当世具足も良いですね。 変わった立物や兜鉢、金物などの細かな細工も見ていて飽きません。

大名家伝来品としては、一度民間に流出した物品という性質上、推定・推認の域から脱せないものが多いのは否めませんが、江戸中期以降のものは由来がはっきりしている物もあります。

前者では、上杉景勝から定景に譲渡された品と推定される甲冑(表紙写真の左上から2番目)、有馬忠頼所用の具足(左上1番目)など。
表紙には載ってませんが、盛岡藩南部家伝来とする南蛮胴具足も。

後者(はっきりしてるもの)では、吉井藩松平家(表紙写真左一番下)や福山藩阿倍家伝来の復古調具足のほか、龍野藩脇坂家の畳具足などがあります。
畳具足といっても、足軽用の物とは全く異なるもので、黒漆に縹糸の威が鮮やかです。
同様に久保田藩佐竹義和の具足も目を惹きました。
こちらは、金小札に薄紅糸威の華やかな腹巻具足。
(同家に伝えられていたのでしょうか)室町や桃山期の部分と新造品を合わせて仕立てられた一領です。


変わり兜もたくさんあります。
象の鼻と耳がついてる物なんてのも。
兜の上でゾウさんの鼻が見事にパオーン。
何でゾウさんなんでしょうね。
徳川吉宗の頃にシャムのゾウが献上されてるので(長崎から江戸まで歩かせたそうです。箱根で一度ダウンしてます)、もしかしてブームに乗っかった一品とか??(笑)
歓喜天(ガネーシャ)さんだったら、キバとか梵字とか仏教的な装飾が付くだろうし。やっぱりゾウさんなんでしょうねー。

関係無いけど、今パンダの毛皮で威した具足なんて作ったら世界中からブーイング食らいそう。

2時ほどかけてじっくり展観させて頂きました。
遠足の小学生が大興奮で騒いでましたが、あまり気になりませんでした。

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せっかく天守に上ったので外を見まわしてみましたが、生憎のどんより空。
吾妻山から湘南平の方には笠雲みたいなのが掛かってました。
局地的な雨だったのかも。

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小田原城天守閣で甲冑展

小田原城天守閣で久々の甲冑展が開催です。
(法)日本甲冑武具研究保存会による出展で、平成13年の小田原鉢の展示以来かと。
今回の注目は、大久保家伝来の「金小札紫糸威二枚胴童具足(きんこざねむらさきいとおどしにまいどうわらべぐそく)」と、「桐唐草鳳凰丸文金襴大久保藤紋陣羽織(きりからくさほうおうまるもんきんらんおおくぼふじもんじんばおり)」の2点。
同品は戦前に民間に売り出されて以来の展示のようで、一時とはいえ小田原に里帰り。

その他、上杉景勝の甲冑や、久留米有馬家や久保田佐竹家伝来の甲冑など41点が展示されます。
市民以外の方には景勝の甲冑の方が注目されるでしょうかね。
たぶん殆どが会員個人蔵のコレクションなので、普段は見れない物ばかりかと。

展示は6月4日~7月18日。
明日はプレス発表なので県内ですとローカル面で記事に出るかもしれません。

【小田原市の告知ページ】
http://www.city.odawara.kanagawa.jp/kanko/odawaracastle/kattyuuten.html

【同広報課によるプレス資料】
展示概要と写真など
http://www.city.odawara.kanagawa.jp/global-image/Press/20114859-1.pdf

結構期待できそうな内容ですが、どんなもんか、早速来週(平日)にでも行ってチェックしてきます。

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道灌まつり

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3日、【伊勢原観光 道灌まつり】の見世物「太田道灌公・鷹狩行列」に初参加して来ました。
流鏑馬もやらんのに、楽しい“初”狩装束体験でした!

役は、斎藤加賀守という人。
太田一族ではなく斎藤加賀を選んだのは、道灌や上杉定正の軍師を務めたと伝わる興味深い一点から。でも、あんま有名じゃないでしょうね。
まあ、実際謎が多く良く分からん人です(笑)
しかし、この伊勢原から遠くない「実蒔原の戦い」で、上杉定正勝利に貢献したともいいますし…。悪いチョイスではないと思うんです。
でも、この合戦自体が有名でないね。きっと…

あと、道灌を謀殺した主人・扇谷上杉定正の役もあればなー、とか。
本当は伊勢原(これは後世できた地名ですが)に館があったのは、道灌て言うよりこの方ですから。
でも、道灌を偲ぶ祭りで一緒に歩かせる訳にもイカンデスネ。

さて、時代行列はもう一つあって、こちらは「北條政子日向薬師参詣行列」。
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こっちの行列は直垂を着用します。
この写真では見えませんけどね。下の写真で右のお二人が着てるのがそうです。
実は、申込時の第一希望はこちらの北條武蔵守時房だったのですが、すでに全員分埋まってました。人気あるんですね。

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今年の道灌公役は俳優の山下真司さん。
政子役はタレントの森下千里さんでした。
沿道から声援をかけるお客さんも多く、お二人とも忙しく愛想を振りまいておられました。

まだ二度しか見に来てませんが、ここのお祭りは賑やかで良いです。
露天商の数も多いし、ゲストと客との間が近い。
またイベントスタッフの方々にも、早朝から(前夜までの)ゴミ拾いをしたり、参加者の我々にも気を配ったりと、色々頑張っている姿に好感持ちました。


このようなお祭りだったわけですが、狩装束、意外に動きやすかったです。
無論、これは演劇用の衣装なのでしょうが、デザインが実用的と言えましょうか。
ただ、乗馬用の衣装なので歩くのには向いてない、というか両膝に結わえた鹿皮(行縢:むかばき)と、袴裾のもつれが少し気になりました。
遠乗りなど乗馬時には良いのでしょうね。
長く乗っていると、内腿やふくらはぎは馬の体温で温かいですが、向かい風にさらされる膝頭や腿は余計に寒く感じますから。

行列の時は、弓道やってる人の姿を思い出しつつ摺り足で進むよう意識しましたが、俄かでは当然上手く行くはずもありません。
しかも、メイク係のおばちゃんに紅までさされて、菊人形の首みたいになっちゃいまして(苦笑)。格好付かないったらない(笑)
ま、それも含めて楽しみました!

都合がつけば来年も出てみたいと思っています。
でも、次はメイク無しの方向で(笑)

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当日ご一緒した、三浦介星友さん、征夷大将軍太郎さん、典厩信岳さん、さくらさん、お疲れ様でした。楽しき一期一会、有り難うございました。
そして、告知をしてくれた御所サマには重ねて感謝を。

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明日の【足柄峠笛まつり】は中止になったようです 

明日12日に足柄城址公園(静岡県駿東郡小山町)および隣接する笛塚で開催予定だった【足柄峠笛まつり】は中止となったとのこと。

先日の台風9号(関東では熱帯低気圧)による被害が甚大なのと、被害に遭った方々に配慮しての決断かと思われます。

http://www.wbs.ne.jp/bt/kankooyama/huematuri.htm

今も酒匂川が濁ってるのを見ると、上流域の小山や山北あたりで補修工事が行われているのかなと気になります。

私は休日でないので元々行くつもりはなかったのですけれどね。
雨天の略された式典の時しか行った事が無いので、またいつか!
小山も「金太郎ふるさとの地」ですので、マサカリパワーで復興する事は間違いない、と信じています。

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船岡大祭

長期休みも残すところ二日。
当初は姫路から直帰するか、大阪で一泊してお城見物と時期外れの七福神めぐりでもして帰ろうかと思ってましたが、今居てるのは京都(笑)
突然連絡したにも関わらず、お松さんに一日ガイドして頂きました。(大変世話になりました~!)

京都で今日19日に船岡大祭ってのがあると知って、急遽こちらに変更したのでした。
これは船岡山にある建勲神社のお祭りで、祭神の織田信長が京都上洛を果たした日に行われているのだとか。
神事では仕舞・敦盛や胡蝶の舞が奉納され、火縄銃の実演も行われます。
今どき火縄銃の実演はそれほど珍しくないけど、せっかくのタイミングですから。

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実演される火縄銃には、こんなデカイのも。重そう。


で運良く、織田信長の菩提寺である総見院(大徳寺塔頭)の特別公開にもあたっていたので、こちらも併せて見学して来ました。
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こちらには祭りの前、開門の頃に行ったので落ちついて見学できました。
葬儀に使われた織田信長の木像や輿のほか、一門の位牌もありました。
織田信長や戦国大名・織田氏が好きな人には興味尽きない場所かと思います。
個人的には、釣瓶井戸に使われていた織部焼きの滑車に目を惹かれ、とても印象に残りました。
あと説明してくれた方。
分かりやすく色々と説明してくれたのですが、信長や秀吉、堀秀政には「公」を付けて呼んでいたのに、明智光秀は「みつひで」(笑)
まあ、お祀りされてる方や施主を敬称してるだけなのでしょうけど。
一回だけミスって「光秀公」と言いそうになってましたが、見学者は聞こえないフリ(笑)


お昼は「さらさ」という喫茶店で。
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もと銭湯だった建物は、外観こそ唐破風のついた昔風銭湯ですが、室内はオリエンタルなタイル張り。
どんな風呂だったんだろ。
食べたのはランチセットですが、美味しかったです。
京都って、カッコいい喫茶店がたくさんありそう。

午後は、気になっていた戦国グッズの店など行ってみたのですが、大した収穫はなし…。
唯一あった北条グッズのトートバッグを買ってきました。


その後、門跡寺院・青蓮院へ。
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国宝の青不動(画像)が特別開帳ということで行ってみました。
仏教美術の本とかでよく見かけるあの青不動さんです。
これがそーかと、護摩堂でじっくりと見させて頂きました。
が、横でお松さんボソッと
「いつものレプリカと同じように見えるんですけど…」
うっ…(汗)
確かに、像なら違いが素人目にも分かりそうだけど、画は…
ましてや照明落とした堂内。
実は私も内心そんな気がしないでもなかった(苦笑)


夕暮れ時にぶらりとした祇園は良い風情。
縁切り神社で有名な金毘羅さんに寄ったら、縁切り祈願の札がドーンとあって驚いた。
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道灌まつり&丸山城址

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当初都合がつかないと思っていたのですが、当日になってあっさり、行ける事になりました。

小田急で伊勢原駅に近づくと、車窓から屋台だとか、いかにもお祭りな光景が。
渋沢辺りで乗った、中学生くらいの少女らも、
「あ、今日は道灌まつりか~」
なかなか周辺地域にも馴染まれているイベントのようです。

私も知ってるには知ってましたが、見に行くのは今回が初めて。


とりあえず、時代行列に参加する将軍太郎さん・典厩さん・玲騎さんらにご挨拶へ。

この祭りの時代行列は、この地で没した太田道灌公の鷹狩行列と、時代が違う人物ですが、市内の古刹・日向薬師に参詣をした北条政子の行列となっています。

武士系の時代行列と言うと甲冑モノが多いですから、こうした狩装束の武者行列というのはなかなか、個性的で面白いと思います。
(できれば、こういうのを富士の裾野で見たい!朝霧高原辺りなら絵になるのになぁ!)

あと、ここのお祭りはタレントが道灌役と政子役に扮します。
今年の道灌役は萩原流行さん、政子役は国生さゆりさん。
(贅沢言わないから、「北条五代まつり」も歴代当主役はプロか公募でやって欲しい…)
こういうイベントは、どこでもそうですが、当世の売れっ子は殆ど来ない。それでも、各年度の変化を感じられるので、地元人のリピーターも多少なりとも獲得する効果はあるのではないでしょうか。

私がお三方に会いに着付け場所に行くと、ちょうど記念撮影を行っているところでした。

行列が出発の後は、少しの間だけ付き添いっぽく付いて行ったのですが、普段着の自分がいるとお客さんには邪魔ですし、かといって、混雑する歩道を付いて行くのもしんどい。

ということで、あとはゴールの時に会えばいいやと、近くの史跡めぐりへ出発。
実は、整備中の丸山城址公園をついでに見に行きたかったのではありますが…(笑)

駅から歩いて約30分。
太田道灌の菩提寺の一つ、大慈寺とその近くにある道灌墓所。
ここはかなり久々に来ましたが、地味な史跡でも時間がたつと趣きが変わるものです。とても綺麗に整備されてました。

旧粕屋宿を経て、高部屋神社へ。
こちらは、延喜式内社の一つですが、中世前期の御家人糟屋氏の時代に居館内に移されたといいます。
ここと国道246号線を隔てて隣接する緑地が、「丸山城址公園」(オープン前)です。
246号線で分断される前は連続した台地で、この高地一帯が「丸山城」域内と考えられ、また堀などの城館遺構も確認されています。

丸山の調査は昭和50年代から断続的に数次行われ、今年度も行われました。新しい道路の開発に伴うものなのではありますが。
それらの成果を生かし、近く(たぶん来年度初頭?)丸山城址公園として整備公開される予定です。
城址をメインにした歴史公園のスタイルではないのが、やや残念ではありますが、城址の中心部が破壊されず、このように公園として保存されることは、まあ喜ぶべきでしょう。

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調査では、横矢や障子堀の出土から、16世紀の後北条時代が城としての最終期を概ね示していますが、出土したかわらけで扇谷上杉系の城址に見られる様式のものが出ています。

城址北からは、七沢城址の山並みに連なる光景が望め、なかなか扇谷匂う場所です(笑)


ここを一巡して見学した後、再び伊勢原駅方面へ。
帰りはバスで。

が、そのバスが渋滞にハマったせいもあり、時代行列のゴールには間に合わず。
丸山城址と高部屋神社はなかなか良かったですが、せっかく祭りの日なのに勿体ないことをしてしまった…

次回はのんびり見物客に徹するとしましょう(笑)

その後、お三方とその応援に来ていた三浦介さんと合流。
一杯やって帰宅致しました。

皆さん、暑い中お疲れ様でした~

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第45回 小田原北條五代祭り

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毎年5月2・3日に行われる「北條五代祭り」。
今回のコースは、3月に復元整備が完了した馬出門枡形を記念して、銅門から馬出門へと出る大手筋コース。
このコース、平成9年に銅門が復元されたときから14年位までは続けられていました。
が、(たぶん馬出門の整備に伴う調査などもあってだと思いますが)ここ数年は以前の二の丸広場から堀外へ出陣のコースでしたので、武者行列が城門をくぐる景色を見るのは久しぶりです。
ついでに、街中を歩くコースも今までと逆周り。
この辺はどういう意図があるのか分かりませんが、毎年見ている自分としては変化は歓迎です。
そういえば市長も新しい方になって、若い早雲公も新鮮でした。

天気もまさに五月晴れで、馬出門復元のダブル効果もあってかイベントは大盛況だったようです。(今年の来場者は17万人だったとのこと)


郷土資料館では、北条氏の虎朱印状が“特別展示”との張り紙が。
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何だろうと思って入ってみると、池田孫左衛門の着到状(定書 天正9年7月24日)でした。
って、前から置いてなかったっけ?天守内での展示だったかな?
他所での北条氏関係の展示でもよく貸し出されてるのを見ますので、文面に関係なく親しみを感じる文書です(笑)。
現代語訳で池田勢がどんな武装と行列で参陣したかが、分かりやすく展示されていました。
武者行列イベントに合わせて誰かが企画した展示なのでしょうが、渋いなぁ~(笑)。渋すぎる。
でも、心遣いに気づいてくれる人少なそう…。

さて、イベント会場。
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まだ10時。ガランとしてます。
どうやら今年は銅門後ろの広場で出陣式を行い、観客には水堀を挟んで対岸の広場(お茶壺曲輪)から見学してもらうというスタイルのようです。
そして、出陣のきっかけとなる伝令の早馬は、復元成った馬出門から銅門へ駆けてくる演出になったらしい。

現地へ着いて程なくリハが始められました。
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新たに復元された馬出門枡形から、内冠木門をくぐって早馬が駆ける!
そして、住吉橋で伝令は馬を下りて銅門内へ!という演出。
これは今までの二の丸広場でのより、絵的にも迫力が格段に上♪

そのほか、イベントに変化を持たせようとしている努力は今回所々で感じられたので、大変好感持ちました。


もちろん改善して欲しい要望点もありますが… (汗)

せめて、馬上の武将役はイベント主催協賛など関係者じゃなくて、一般公募か役者さんにして欲しいもの。
まあ、ギャラ云々よりも、色んな団体が関わっているイベントというのは分かるんだけど、客を楽しませる事が観光の第一だと心得てもらいたい(観光案内所のおばさんももっと愛想良くしなさい 笑)。

あと、ときの声を上げる演出奉行が恥ずかしがっちゃいかん。
一般の参加者も躊躇しちゃいますよー!
いつものホンワカした武者行列も小田原らしくて良いんですが、昔の「お城まつり」の頃と違って、武者行列を見に来てる人は市外からの観光客が多いと思います。
戦国ブームの本流はこちらにはなかなか流れてこないけど、都内からも近いので、そういうコアなファンだって少なからず来ているはず。
子供会やボーイスカウトなんかの組は仕方ないとしても、五代歴代の軍団が内輪のナァナァでやってるのを見ると、とても残念。
山梨の武田のお祭りみたいに、参加者に演出の指導とか無いのかな?
やっぱりね、基本歩くだけかもしれないけど、その間かつての“北條軍団”の威風を感じさせて下さいよ♪
時どき、各隊で鬨の声をあげるとか。
ともかく気合い入れろ~!

まあ、苦言並べちゃったけど、期待してる側の声として許して下さい(汗)。
ダイレクトに言っても、小田原の観光協会って上から目線な感じがしたし(人によるでしょうが)、役所みたく「そんなの無理だよ」的にスルーされそうなので・・・。

足軽の数は心配したほど減ってはなかったようです。
広報での一般公募数が減ったのは、もしかしたら常連さんが増えたのかもしれません。
ネットで五代祭りの参加者を色々見てましたら、グループで毎年参加してる方々もいるようでした。
でも、常連さんなら彼らだけでも良いから格好つけて欲しいです。
毎度お客さん気分で参加じゃなくて、一緒にイベント盛り上げるくらいの気持ちで。


…と、話が逸れましたが、街中で再び武者行列と神輿を見物。
市街の見物客はやはり市民の方が多いですね。

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こちらは神輿見物が主かも。
子供連れが多いのは天狗さんを待ってるから。
(頭を撫でてもらうと無病息災だったか…)

パレード終了後は、三浦氏ゆかり(祭神の1柱に新井城で早雲に滅ぼされた三浦同寸の子・荒次郎義意が祀られています)の居神神社へ参拝。
駅前のういろう喫茶でお茶して帰りました。

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