パシフィック・リム
公開時に色々な方から薦められたのだけど、結局見ず終いで、ようやく今日になってDVD観賞。
いやー、面白いわw 音楽も良いし。
イラストの印象的な一コマを再現したような調色や、重量感ある金属の表現とか、こだわりを感じる演出。
まあ、細かく突けば色々元ネタが分かって、日本人として勝手に嬉しくなりそうなシーンが数多くあるのだけど…。怪獣ナイフヘッドは『ガメラ』のギロンじゃなかろうか、とか。二人のパイロットがシンクロしてロボを操るのは『マグネロボ ガ・キーン』にヒントを得たのじゃなかろうか、とか。いや、ロボットそのものもかなりガ・キーンに似てそうな…とか(笑)
(その、『ガ・キーン』のアイデアは、真言立川流とかチベット仏教のヤブユムあたりからきたんじゃないかと個人的に思ってるけど…)
だけど、それは監督個人の創作への影響力として残る断片的なものの一つに過ぎないのであって、ほぼオリジナルに仕上がっているし、ディティールは元ネタ(と思われるの)を凌駕してる。それに、設定や小道具にかなり凝ってるようで、その時代のテクノロジーや世界観も意外としっかり作ってそうだった。
観る前から、(この監督、日本の怪獣特撮モノとかロボットアニメとか大分見てそうだな~)とは感じてたんだけど、おまけメイキング映像で「『マグマ大使』が好きだった」とのコメント(爆)。筋金入りだったのね(笑)
この手のオタ目線で楽しめる年代は、私よりもう少し上の方々だとは思うけど、私でも充分楽しめる作品でした。
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