家族でプチ東京旅行
今年のゴールデンウィーク前半は、久しぶりに家族で1泊旅行でした。
行先は東京ど真ん中。
まるでお上りさんですが、かえって空いてて良かった。
両親の結婚40周年てことで、お宿は皇居に近いホテルに。
私1人だったらこんな高いトコ泊まりません。
でも、皇居の周りは広々としてるし、緑もあってゆったりした気持ちにさせてくれますね。
部屋からは二重橋がなんとか見えました。
あたり前ですが、皇居の周りには高層建築が接してないので、結構遠望が利きますね。
国会議事堂や警視庁、法務省なんかも良く見えました。
連休なので、周りのオフィスビル群もヘリポートの赤ランプが目立つばかり(笑)
まあ、地方育ちの私達一家には、このくらいの方が落ち着いて寝れて良かったです(笑)
夜は、両親はジャズを聞きに行ってしまったので、私は神保町書店街をぶらぶら。
秋葉原の方まで歩いてきましたが、ここはほとんど外国人ばかりでした。
タイとかインドネシアの人が目立ったかな。
ターバンを巻いた女性がいたので、イスラム圏の家族だと思いますが、中央分離帯で記念写真とか危ないですね。
最近の秋葉原の夜の光景って、こんなんなんでしょうか?
(夜の秋葉原って、親父とビデオデッキ買いに来た80年代しか記憶に無いもんで…)
翌朝は、せっかくなので家族で皇居の周りをウォーキングしてきました。
画がなんとなくボヤけてるのは、携帯のカメラだからです。
実は、持参のデジカメが壊れちゃったのでした。10年位使ってきたのでもう寿命だったんでしょう。
外桜田門と警視庁ビル。
この日は昭和の日ということもあってか、皇宮警察OBらしき方々が桔梗門に入って行く姿が見られました。
外桜田門の説明板には別名で小田原口門と書いてあり、両親は興味深げに読んでいました。
肝心の門は整備工事中で覆われてしまっていましたが(笑)
掲示写真を見ると、一部はかなり傷んでいた様子。
白アリの被害も進んでいたようです。
工期は今年6月までとありました。
屋根や漆喰も新しくしてるようなので、綺麗に生まれ変わるでしょうね。
桜田堀。
この辺りから吹上曲輪にかけては、堀のラインも自然地形でなだらかだし、(鉢巻石垣が樹木に隠れて)土塁の緑も映えて穏やかな景色ですね。
堀の対岸はメッチャお堅いですが(笑)
法務省旧館。
映画『トラ・トラ・トラ』では、海軍省として門前の衛兵交代シーンが登場したのが印象的でした。
復元なった東京駅舎と併せて見物する観光客も増えているのではないでしょうか。
そして国会議事堂。
近年外壁のクリーニングが行われ、花崗岩の白さが甦りました。
確かに、小学校の遠足で行った頃はもっと煤けていたような気がします。
総理大臣官邸。
左が旧官邸で右が現官邸。
生垣越しなんで余り見えませんでしたが、周りはお巡りさんだらけなので、覗こうとする気にもなりませんです(笑)
門も二重の柵で閉ざされて現代の枡形虎口のようでした(笑)
山王下からふり返った官邸。
やはり、官邸の場所も高位の要地を占めていますね。当たり前っちゃあそうですが。
この時、安倍さんはロシア訪問中。
封鎖や警備は普段より薄かったのでしょうが、周りはお巡りさんばかり。やはり、緊張してしまいました。
2.26事件で有名になった山王ホテルがどこか気になりましたが、そんな昔の建物は全然残っていませんでした。
随神門にかかるは「皇城の鎮」。
もとは太田道灌勧請の江戸城鎮護社ですが、今は皇宮に最も近き社、そして裏鬼門守護の社としても崇敬を集めています。
ちょうど昭和の日。元旦以外の祝日に家族揃って参拝したのは、七五三の時以来かもしれません。
せっかくなので、皆で国・民の安泰繁栄を祈りました。
こちらは境内摂社の稲荷神社と猿田彦神社(八坂神社を合祀)。
奥の猿田彦神社は山王の神使である神猿ともされ、今でも庚申祭が行われているとの由。
手前が稲荷社で、こちらは境内で唯一残る江戸時代の社殿。
徳川幕府による造営社殿として、貴重な文化財に指定されています。
朱漆塗りに瓦葺の社殿、小ぶりながらも一番見栄えがしました。
休憩所には、わたせせいぞう氏によるオリジナルポスターが。
私、一時この方の絵が好きで本やカレンダーを買ってました。
この絵馬があっても良いのにな。
それから、議員会館、自民党本部、最高裁、などを見て半蔵門へ。
11時近くになると、陽射しもかなり強くなってきました。
お堀周りを走るランナーもひっきりなし。ちょっと多過ぎるくらい。
目の前を通り過ぎた外人ランナーさんの後姿を追ってたら、こちらに入って行きました。
英国大使館。綺麗な正面ですね。
国立近代美術館の工芸館。建物は、かつての近衛師団司令部です。
皇居の周りは、古い官庁建築を見る楽しみもあって飽きません。
北詰橋門から皇居東御苑、旧江戸城本丸へ。天守台。
皇居や官庁街をぶらぶらしたのは、家族皆初めてでした。
ずいぶん遅い社会見学(笑)ではありましたが、日本の中枢部のスケールを実際に足で感じれたのは何よりでした。
チェックアウトはお昼まで大丈夫でしたので、部屋で小休止。
帰りは、私の希望で、羽田空港に寄り道して行きました。
実はボーイング787を見たかったのですが、さすがに国際線ターミナルの駐車場は混んでいて止まれませんでした(涙)
エアバスって、あんま好きじゃないんですよね。
連休前半ではありますが、道路がとにかく空いてて楽でした。
小田原のウチからだと、行楽客の流れと完全に逆なので、行きも帰りも無渋滞。
というか、いつもより断然空いてました。
西湘バイパス乗ってから首都高で銀座に降りるまで、たったの1時間半でしたから!
ウォーキングは思ったより距離あったけど、都心で時間を気にせず過ごせるってのはいいですねえ。
来年の連休も東京にしようかな(笑)
| 固定リンク
« 国宝 大神社展 展観 | トップページ | 千葉神社 »
「古建築」カテゴリの記事
- 家族でプチ東京旅行(2013.04.29)
- 内野家住宅見学(2013.02.11)
- 黒田長成別邸(2010.06.17)
- お礼参り&プチ史跡めぐり(近代編) 後編(2009.12.31)
- お礼参り&プチ史跡めぐり(近代編) 前編(2009.12.31)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント