雨模様の紅葉狩り 鎌倉
曇り時々雨、のち晴れ。
紅葉見物のお客で混んでるかな、と思ってましたが、それほどでもなく。
寺があちこちにあるので分散するんでしょうね。
午前中は、鎌倉国宝館を見学。
現在(といっても明日2日までですが)、県立歴博・金沢文庫・鎌倉国宝館の3館で、世界遺産入りを目指した特別企画が開催されてまして、国宝館は鎌倉の仏教文化に関する展示をしてます。
http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kokuhoukan/24-10koto-kamakura.html
あと、駅近くの生涯学習センターでも出土遺物のミニ展示が行われています(↓)。
私は、富士市の瑞林寺からお出ましになってる、慶派(康慶らしい)仏師作の地蔵菩薩坐像が目当て。
凛々しいお顔とお姿でした。
お寺では年に一度、8月15日にしかご開帳しないのですよね。
http://hellonavi.jp/fuji/shisetsu/1238.html
今年の夏に行こうかとも思ってたけど、都合つかなかったので、ぜひ見たかった。
佐奈田与一ゆかり、証菩提寺の阿弥陀さんにも何年かぶりにお会いできました。
あとは、鎌倉の仏像として特徴的な土紋装飾や、宋風の影響を受けた作品がちらほら。
人物像は、東博と甲斐善光寺の源頼朝像や満昌寺の三浦義明像など。
個人的には、旧小田原北条家本(後に徳川家蔵)の『吾妻鏡』なども注目。
称名寺光明院の大威徳明王像は、金沢文庫で展示された時は正面と脇からしか見学できませんでしたが、今回は真後ろと頭上も見れるケース展示でしたので、細かな截金模様などがよく見えました。
国宝館にしては珍しく、常設の仏像は殆どが倉庫入りという展示でした。今回はタダ券(県内でかなりバラ捲いた模様)持ちだったので、少し得した気分です。
図鑑みたいな分厚い図録は、1200円とリーズナブル。
こういうのが東博でやるだけで、1000円は値上がりしそう。(いつも思うけど、なぜ?)
たぶん年内最後の八幡様にもお参り。
でも、今日は上宮まで行かず、若宮と舞殿前で済ませました。
突然の大つぶ雨で人気が減った階段をパチリ。
それにしても、大銀杏が無いとやはり何かスカスカした感じ。特に今のような黄葉の時期だと。
昨年はひこばえが元気に芽吹いてましたが、その後、あまり勢いがみられないような。大丈夫かな。
なんとか新しい生を引き繋いでもらいたいものです。
相馬天王社でおむすび昼食。
一息入れている間に、晴れ間がのぞいてきました。
亀ヶ谷坂を越えて、円覚寺へ。
雨上がりの切り通しでは、何人かすれ違う方がスッテンコロリン。
ここはよく転ぶ人を見かけますが、なかなか改善されませんね。私も、一度ハデに転んだことがあります。
急勾配の舗装路に苔がのってるので、湿るとよく滑ること。
傘さしてるとバランス取りにくいので、雨降ってる時は余計オススメできない道です。
勾配をもう少しゆるやかにしたりとか、段差をつけるとか。色々案はあるのでしょうが、切り通しそのものが史跡なので削ったり掘り下げたりできないのでしょうかね。
(それとも、フェンスに囲まれた一角の方が実際の切り通し遺跡なのかな)
絶対滑らない樹脂マットを路肩に敷いたりとか、ないもんでしょうか。
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