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座禅

この日第2の目的は、座禅会。
土曜日は、初心者も参加OKの座禅会が円覚寺と建長寺で毎週開催されています。
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円覚寺は、仏殿近くの居士林で午後1時20分から。
私は初参加なので、早めに並んでおきましたが、開始直前の頃には制限するほどの列が後ろにできていました。
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確かに、こういう玄関なら入ってみたくなりますよね。
結構、飛び入りの方も多かったのでは。

座禅会は、最初に簡単な座り方などの説明。
打座(座禅)は20分が2回で、小休止あり。
警策(肩をたたく)は、希望する人のみ。
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(写真は、座禅会終了後)

興味深いのは、曹洞宗と座る向きが反対な事でした。
(座布も違う?)
壁じゃなくて、室内に向くんですね。だから、参加者が畳一畳分隔てて向かい合いになります。
こう書くと、落ち着かなさそうですが、視線は下の方に行くようにするのであまり気になりません。
ただ、壁向きと違うのは、色々なものが視界に入ってしまいます。
目を開けていながら、視覚から受ける意識を無にするのは大変です。というか、そう心がけている段階ですでに無心から離れてしまってますし。

警策は2度目の打座の時にやって頂きました。
この後の建長寺の座禅会にくらべると、加減がされていたのかもしれません。
それでも、やはり打たれると精神が引き締まって、池水の濁りが沈降したような清明さ。
結局、無には寸分も至りませんでしたが(笑)


座禅会の後、境内をぐるっと回って行きましたが、お寺に入って来た時に比べると、紅葉の木々や庭の見え方が違うような気がしました。
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木の葉一枚一枚が目に留まる。
山歩きする人なら分かるかと思いますが、1~2時間くらい一人で静かな山林を歩いていると、感覚が鋭くなってきますよね。あんな感じに近いかも。
たった20分の端座で、そういう感覚を研ぎ澄ませる事ができるもんなんですねえ。


来た道を再び戻って、亀ヶ谷切り通し入口にある、長寿寺へ。
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足利尊氏(の遺髪)を祀るお寺です。
以前は、普茶料理を予約したお客さんだけ拝観が許されたお寺ですが、期間を限定して受け入れるようになって、今では北鎌倉で人気のあるお寺の一つではないでしょうか。
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あいにく、足利尊氏像は栃木県の博物館に出展中でしたが、紅葉のお庭はそれを補って余りあるものでした。

山門を辞すと、もう4時。
こちらを最後に帰ろうかとも考えていましたが、円覚寺での座禅が思いの外爽快だったので、建長寺でも参加していく事にしました。

建長寺の土曜座禅会は、午後5時から。
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山内見学だけの方々はもう出て行く夕刻、薄暗い仏殿のお地蔵さんと法堂の千手観音さんにご挨拶。

こちらが座禅会が行われる方丈、…の勅使門。
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実は、これを最後に電池が切れました。ので、こちらの座禅会場の写真は無し。
もう写真など止めておけ、って事でしょうかね(笑)

やはり、方丈玄関に早めに待機。
30分くらい待ったでしょうか。
さすがに日が落ちると寒さが足先からじわじわ。
こちらは観光がてら飛び入りという方よりも、座禅会目的で来ている方がほとんどのようでした。
年齢層は20~40代が中心でしょうか。
どちらかというと女性2人組が多いか。個人で来てるのは男女も半々くらい。
なかには、小学生くらいの兄妹を連れた家族もいました。
(子供は途中、トイレががまんできず中抜けしましたが、しっかり最後まで打座してました)

内容は、打座が30分。
管長・吉田正道老師様のお話(提唱)が30分。
最後に全員で読経。
警策はこちらも、希望者のみ。

円覚寺より少し長い打座ですが、あまり苦にならず、途切れ途切れになりつつも、数息観(ゆっくり数を数えるのに合わせて息を吐いていき、心を整えていく)に集中しやすかったように思います。
観光客の物音が消え、日の光が落ちたせいでしょう。
老師直々の監督だけあって、道場内には緊張感が。
経過時間に合わせ、道場内でお鈴が鳴らされるのですが、それに合わせて別の建物からも鐘が響いてきます。建長寺のような大寺全てが、一斉に息を整えだしたような感覚でした。

警策も頂きましたが、こちらは結構しっかり打って下さいます。
修行僧にくらべれば手加減しているようですが、一日たった今もまだ肩に痛みが残っています。
隣の人の唾飲む音も聞こえてくる静かな道場内、バシッ!バシッ!と響く警策音に、はじめの内はビクッと体が反応する人もちらほら。
しかし、暫くすると、丹田(へその下あたり)に意識が落ちて、動じなくなってきます。
肝力とか気合なんてのは、この充満度にも関わりあるのかもしれません。

そして、老師提唱と読経で終了。
方丈の外は完全に夜の帳が下りていましたが、空には満天の星。
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(携帯のカメラで)
老師のお話に喝を入れられ、また座禅の余韻に清々しい心地で山門を跡にしました。

建長寺では、今年から写経もできるようになったようです。
今度は、シーズンオフの一日、半日くらいゆっくりしてこようかと思います。

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