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強風で小田原城の老松折れる

小田原城址公園内で二番目に古いとされてきた老松が、今日、強風によって枝が折れてしまいました。

http://www.news24.jp/articles/2009/07/10/07139379.html#

高さ約10mの所から分かれていた太い枝が(というより幹に近い太さですが)、折れて地面に落下。
幸いケガ人はいなかったものの、根元に転がる老齢の太枝は無残な姿をさらしています。

最初聞いた時は、本丸にある城内最高齢の“巨松”(おおまつ 樹齢400年以上と見なされ、北条氏康手植えの七本松のうち最後の一本といわれる)かと思いました。


実際に破損したのは、二の丸側の馬屋曲輪にある、上の方で幹が幾枝にも分かれた老松の方。
こちらも樹齢300年以上と見なされています。
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(写真は昨年。真ん中の松)


さて、小田原城の馬屋曲輪で松と言えば、通な人は“住吉の松”を連想されるかと思います。
江戸時代の城絵図(文久図や宮内庁蔵の図など)にも記載されている大木で、銅門側との間にある「住吉堀」や「住吉橋」の名称もこの松に因むものと思われます。
住吉の名のもとは、北条氏政がその松の下で和歌を詠んだという事に因るらしいのですが、まあ伝承でして定かな事ではありません。

今回枝が折れた老松、「もしかしたら、これが住吉の松かもね」なんて話も前からあったのです。
樹齢300年では氏政の時代に届きませんが、植樹が愛称を継承することも良くある話です。
私としては、複数の城絵図見ても場所も規模も違うように思うのですが。

今年度からの馬屋曲輪における修景整備では、この松は伐採対象から外れていたと思いますが、このようなタイミングでポッキリ折れると、ちょっと気になってしまいます。
今後の作業中に枝が頭上に落下などということが無いように、十分気を付けてやってもらいたいものです。


それから、同じくして銅門の土塀の破損が発表されました。
http://www2.city.odawara.kanagawa.jp/press/detail.do?enterpriseNo=20090174
写真で見ると、白漆喰がおよそ一間分ほどの長さにわたって剥落してしまった感じです。
復元してから約10年ですが、こちらも幾つかヒビが見えて来ました。
破損の拡大を防ぐよう尽力して頂きたいと思います。

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