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難攻不落の浜居場城

南足柄市にある浜居場城(はまいばじょう)跡。
とても小さな城跡だが、後北条氏が駿河との国境を守備する足柄城に連携させた支城の一つである。

遺構そのものは地味なのだが、この城の管理に関して北条氏が城番に発した指令書、というか注意事項の「はまいは掟」が、北条氏はもとより戦国時代の山城管理および警備の実態を知る史料の一つとしてよく知られている。


現在では足柄峠から神奈川県の山北町や南足柄市方面へと下るハイキングコースの見所の一つとなっているが、下った箇所からのバスの便が悪いのと、隣りにある矢倉岳へのコースの方が展望に優れているのもあってか、それほど人気がないようである。

まあ、余程好きな人でなければじっくり見られる城跡ではない。

南足柄市も過去に簡単な報告書は出してはいるが、堀跡が枯れ枝などで埋もれつつあるのを見るに、それほど管理に熱心ではないように思われる。

そんな地味な浜居場城だが、昨今別な意味で難攻不落の城であった。

2・3年前だったか、城跡の付近でスズメバチにハイカーが襲われる事件が何度か起こり、ハチの活動が収まる冬近くまでこのコースは回避勧告がなされていた。

その後は特に何事も無いようで、後事の顛末を聞いてはいない。
恐らく巣は除去されたのだろう。


そして今年。
近場ながら、私もここ数年通っていないので今秋あたりに歩こうかと思っていたのだが、一週間ほど前にこんな記事(朝日新聞・地域欄↓)を目にした。
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000000808230002

記事では特に浜居場城跡周辺が挙げられているわけではないが、城跡の麓の集落なので、「暴れサル」の群れの活動範囲に入ると思う。

小田原市でも時期によって住宅地近くまでサルが下りてくることがあるが、結構強気で、子供や身長の低い女性などは追いかけられたりすることがある。
渋谷駅の迷いサルのような可愛らしさは、無い(笑)。
みかん農家ではお婆さんでもエアガンを所持している時があるくらいだ。

以前聞いたところによれば、小田原付近で箱根系サルと伊豆系サルの群の活動域が接するそうである。


まあ、それはいいとして、南足柄市ではサルの被害が農作物だけでなく、噛み付かれる被害が出てしまったのである。
報告を受けて、所轄の松田署も対応した。
http://www.police.pref.kanagawa.jp/ps/71ps/71mes/71mes350.htm


件の「暴れサル」が指名手配されたかどうかは定かでないが(笑)、この程ようやく検挙されたのである。
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000000808260003


処分されたおサルには気の毒であるが、里の平和は一応取り戻された。
浜居場城跡へもきっと安心して歩けると思うが、サルへの対応は上の松田署サイトの注意事項などを留意されたい。

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