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七福神(その3)

小田原駅西口(通称・裏駅)前を通って、次の巡拝地、入谷津の鳳巣院寿老人・曹洞宗)へ。

駅前ターミナルには、小田原北条氏の初祖となった北條早雲(伊勢新九郎盛時)公像が立っています。
背中しか見えませんが、この方も年男(子年生まれ)であられます。
そして、早雲が伊豆の三嶋大明神に参篭後、「一匹のねずみが二本の大杉を食い倒す」という夢をみて、志を強くしたという伝説があるんですね。
江戸初期の『北条記』や『北条五代記』に出ている話なので、もしかしたら北条氏滅亡前から流布されていた話なのかもしれません。

早雲といえば、ミク友さんになって下さっている竜子様からは先日、早雲のイラスト年賀状を頂いたのでした。
かなり嬉しかった(笑)。

西口から城山競技場方面の道を進むと、谷状の道になっていきます。
このような尾根が大稲荷さんの方まで延びて、全体で谷津という地名になっているのでしょうか。

程無く鳳巣院の参道階段に。
門前には高札が立てられていました。
どうやら、昨年に山主様が示寂なされたようです。
一瞬、参拝をしようかどうか迷ったのですが、檀家でもない自分が気を遣うのも逆に変かと思い、参拝させていただきました。

2012_0561なぜか、本堂前には和合の朱下駄が・・・。道了さんならたくさん見ますけど。

2012_0552寿老人は堂内左手にあります。
御像は、無彩色のスラッとした木像でした。
樹木のような生命力を授けるという意味で、音の通じる“樹”老人と書かれることもあるそうな。

先年お亡くなりになられたご住職の御位牌を背後に、福徳の健康長寿をお祈りするというのは、なんとも複雑な気持ちではありました。
が、「寿老人は命を司る南極星の化身」という性格を考えた時、今を生きているという有り難さと不思議をしみじみと感じたのでありました。

隣の庫裏でご朱印を頂きました。
やはりこういう時は遠慮するべきなのかな、と思いつつ尋ねましたら、対応してくれたご婦人は
「ぜーんぜん気にしなくていいんですよ~」
合掌。であります。


ここで、小銭が殆ど残っていないことに気がつきました。
しかも、千円札もありません。
次の蓮船寺(大黒天)は山の上。
近くに両替できるような場所も無いので、一度駅の方へ戻り、城山郵便局となりのコンビニで朝食代わりのサンドイッチとチョコバーを購入しました。

再び鳳巣院前を過ぎて、次の巡拝地である蓮船寺へ。

途中、すれ違った人は、これから国道へ出て駅伝の誘導係をするのだとか言っていました。
市体育教会のボランティアの方でしょうか。
このぶんなら、七福神参拝の終わり頃に駅伝走者が応援できそうです。


2012_0581そういえば、鳳巣院は実平山と号し、土肥実平の開基という寺伝があります。
開山上人の没年が戦国時代と明らかに時代が異なる為、誤伝ではないかとされているのですが、土肥実平の縁者子孫が先祖顕彰のために、実平の開基としたのかもしれませんし、何とも分かりません。

他にも、この道沿いにはお寺が多いです。
近代に移動してきたものもありますが、全体的に武家に関係した寺院が多いかと。
観光地化されていないので、門前に由緒書などを掲示しているのは僅かですが。

少し道を外れるところになりますが、やはり北条家の姫、香沼姫の墓なども彼女の屋敷跡近くにあります。
香沼姫は、さきほど(七福神その2)の高長寺のところで触れた崎姫(氏綱の娘)の娘で、世田谷城主・吉良頼康の養子となった吉良氏朝の妹にあたります。

入谷津の突き当たりにある慈眼寺は黄檗宗のお寺で、普茶料理などもやっているようですよ。
ここは、元禄十六年の大地震で亡くなった人々を埋葬した場所で、後に大久保氏によって供養の寺として建立されたお寺です。
そんな由来からか、たまに心霊スポットのような噂を見聞きします。
しかし私自身ここを深夜や早朝に車でよく通過しますが、そんな雰囲気なんて一度も感じた事が無いです。

ここの門前を左折し、上り道を城山公園へと向かいます。

道は、自動車が通行できるよう、ゆるやかな巻き道になって上るので、ややダラダラした感じ。
沿道には桜の木やアジサイがあるので、その季節には目を楽しませてくれるのですが。
ただ、車の往来も意外と多くスピードも出しているので、静かにノンビリという訳には行きません。

車に邪魔されず、静かに上りたいという方は、鳳巣院を過ぎて少しして左手にある永久寺の階段を上り、城山中学の横を抜けて右手、小田原高校への坂(百段坂)を上れば城山公園入口に至ります。
急坂ですが、こちらの方も振り返ると景色は悪くないですし、桜並木も中学と高校の周りにあります。

高校入口(市営庭球場側)の辺りには、最近の新校舎建設に際して明らかになった小田原城遺構に関する説明板も掲示されています。史跡やお城に興味ある方はご留意されたく。
2015_0341あと、敷地内にも調査で出土した井戸遺構の実物大模型が屋外展示されていますので、いつも見せてくれるかどうかは分かりませんが、受付で尋ねてみたらどうでしょう。

城山公園のあたりも、桜の頃とアジサイの頃はなかなか見事ですよ。
ただ、小田原競輪場でレースがある場合は、このあたりの空地や市営駐車場に車がたくさん入ってきますので、そのあたりもご注意です。


(七福神参拝の日記なんですが、一応、後日のサイト下書きのつもりで書いてます。
個人で七福神参拝をされる方の参考になれば良いのですけど・・)

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