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今日の立ち読み

帰宅途中、駅ビルその他の複数書店にて本を物色。
結局、4時間ほど手にとっては戻しを繰り返し、買う気になるまでのモノと出会えず。
が、暫し立ち読みに興味を覚えたもの幾つか。参考にもならない感想だが、己へリマインドの為記す。

『わたしの城下町―天守閣からみえる戦後の日本』(著・木下直之)
前半の章のうちの一つに戦後の小田原城天守復興などに関する記載があった。
○小田原城天守も今や悪名高い「昭和の天守ブーム」の一つで建てられたコンクリート天守(そして正確とは言えない再現度)であるが、それらの多くは戦後の地域復興のシンボルとしてむしろ観光客よりも地元民へ向けたアピール性が強くあった事(ただ、小田原に関して言えば、城址の復元事業は戦前からすでに始まっていた)。
○城址公園と象(小田原城址公園は梅子)という奇抜な組み合わせは、実は共に戦後復興のシンボルであり、当時は各地の城址公園などにも象の巡業があったらしい事。象は戦時中の動物園における悲しい事件(治安の為殺処分もしくは衰弱死)の象徴でもあった。
○ゆえに、今の小田原城址公園の姿(コンクリ天守と動物園)は郷土の戦後史を伝えるものでもあり、長らく市民の心の拠り所となった場所として評価すべき存在である事。

特にこの最後の、戦後に果たした城址のあり方は大変新鮮な見方を与えてくれた。小田原城は、戦国時代以来、軍事拠点>藩庁>皇室御用邸と来て、第二次大戦後は「市復興のシンボル」の公園という存在であったのだ。だが今、それもまた過去の歴史区分となりつつあるということだろう。文化的意識の高まった今、国史跡は文字通り国民共有の財産であり、観光だけでなく、ある程度の学術的観覧に耐え得る本物が求められている。
(まあ、今は財政ピンチなので無理して急ぐ必要も無いと思うが)

価格は2940円。紀行形式の回想文は読みやすいが、やや高額に思えた。ハードカバーでなくても良かった。
また、小田原駅の小便小僧像の来歴に関しても記されているが、その前で立小便(のフリ?)の写真は如何なものだろうか(笑)。


『おいしいハンバーガーのこわい話』(著・エリック シュローサー, 訳・宇丹貴代実)
読むほどに暗く、ファーストフードに関する印象が悪くなる本書だが、体裁そのものは軽く読みやすい。
ハンバーガーに限った事ではないだろうが、ナゲットなどに使う鶏肉工場のオートメーションの様子は正直ショックを受けた。
しっかり読んだら、暫くこの手の外食には食欲が出なさそう。

『鎌倉スーベニイル手帖―ぼくの伯父さんのお土産散歩ブック』(著・沼田元氣)
アンティークな服を着たモデルが鎌倉各地を散歩、という感じの写真で構成された鎌倉ミニガイド。レトロ可愛げなデザインで纏められている。ガイドの情報量は大したこと無いので、むしろ鎌倉でレトロ気分を味わいたい人向けな写真本?。雰囲気としてはアンティークキモノの雑誌っぽいかな???(そこまでモデルが前面には出ないのだけど)
付録にイラスト地図。
表紙の鱗尽くしに親子のシルエットに何とも食指を動かされたが、2625円。別にこの写真家のファンでもないので、結局、棚に戻して書店を発った。

結局、買いたかった本というのは、横溝正史の小説。
『孔雀屏風』が収録されている文庫でもないかと探したのだが、結局無かった。アマゾンで探した方が早いかも(笑)

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