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あなたの好きな映画は何ですか?第2弾「戦争映画」編

さて今日は本命(?)の戦争映画ベストです。
たぶん私が一番好んで見ているジャンルかと思いますが、深読みしすぎて変な人だと思わないように!

で、戦争映画なんですが今回はちょっと少しばかりの定義を。
いわゆる歴史劇と戦争映画の線引きです。
はっきり言って人間の歴史そのものが、ほぼ戦争の歴史といえなくもありませんから。
ですので、今回は近代戦以降の映画に絞りたいと思います。

じゃあ『戦国自衛隊』はどうなんだ?と言われると困っちゃうんですが・・。まあ、あれはSFにしといてください。

ということで、今回は強引ですが20世紀以降の戦争をベースにした映画でマイベストを。

1「Uボート」(Das Boot)
2「鷲は舞い降りた」(The Eagle Has Landed)
 
この上位2位の作品は、内容・音楽ともに凄く好きな作品。
実はこの下に「戦争のはらわた(Cross of Iron)を入れようかと思っていたが、そうすると上位3位全てがドイツ軍が主役になってしまうことに気が付いた(笑)。しかも主人公が両方シュタイナーだし(爆)。

3「特攻サンダーボルト作戦」(Raid on Entebbe)

だからといって、3位にこれを選んだのは皮肉でもブラックジョークでもなんでもありません(笑)。
とりあえず「はらわた」は、置いときます。
このサンダーボルト作戦、映画としてはとてもよく出来ているしテンポよく緊張感が味わえます。
そして戦友同士の熱い友情もとても感じれるのですが、日本では色々と政治的配慮もあってかなかなか、最近ではテレビ放映されないような気もします。
チャールズ・ブロンソンが渋いし、若きジェームズ・ウッズもいい男です。レンタルビデオにあったらお勧め。

4「プラトーン」(Platoon)
5「ジョニーは戦場へ行った」(Johnny Got His Gun)
この2作はまあ、説明する必要ないかと思われますが、やはり戦争のリアリズムの名作だと思います。
プラトーンは授業をサボって二度ほど観に行った思い出があります。

6「ウェルカムトゥサラエヴォ」(Welcome To Sarajevo)
7「セイヴィア」(Savior)
この2作はユーゴ内戦もの。
「・・サラエヴォ」のような戦場ジャーナリストの作品では、「キリングフィールド」(The Killing Fields)「サルバドル~遥かなる日々~」(Salvador)があり、私はどれも好きな作品ですが、一番最近のものとしてこれを選びました。
「セイヴィア」は色々と描き方のスタンスに批評もありますが、見ておいて損はないと思います。

8「空軍大戦略」(Battle of Britain)
邦題では分かりにくいですが、「英国の戦い」(第二次大戦の英国本土防空戦)の話しです。
英独の軍用機がたくさん(ドイツ機は厳密にはスペイン空軍機ですが)。俳優もたくさん。
とにかく金がかかっている映画です。
これが好きな人で、イギリスの爺さんでなければ、あとは飛行機マニアと断言できるのではないでしょうか。
オープニングの映像がワクワクします。
RAF制服姿のロバート・ショーが格好いい。
最近「英国の戦い」を描いた作品としては、「ダークブルー」があります。日本ではジブリ初提供の洋画でした。
この作品の内容を真似たのが、あの悪名高い(笑)「パールハーバー」(Pearl Harbor )ですが、こちらの方が全然良いです。

9「橋」(Die Bruecke)
10「遠すぎた橋」(A Bridge Too Far)
同じ「橋モノ」ですが、前者は西ドイツ映画。ある村の橋の守備を命じられた少年兵達の運命を描く話です。
後者は攻め手の連合軍。マーケットガーデン作戦を描いた大作です。個人的には、音楽が良いのととロバート・レッドフォードが出ているので好きな感じです。
それにしても、「橋」を題材にした戦争映画の多いこと。

11「二〇三高地」
よく考えたら日本の戦争映画がベスト10入りしていませんでした。小説では優れたものが多くあるというのにどうしたものでしょうか。
とりあえず、二〇三高地を挙げときました。
さだまさしの歌がちょい沈みますが、所々に攻撃前の緊張感を上手く感じさせてくれるシーンがあります。
それにしても、この頃の戦争映画観ると、必ずといっていいほど佐藤充と永島敏行が出ているような(笑)。

12「敵中突破300里」
日露戦争のさ中、ロシア軍を偵察に敵中深く入る5人の斥候兵の話。脚本(原作は山中峯太郎が「少年倶楽部」に連載していたもの)は黒澤明で、発表は監督デビュー直前の頃だったかな・・。当初から評価は良かったが、まだ若手の監督に任せるには大作過ぎるとのことで見送られ、戦後、森一生監督の指揮で作られた。黒澤は後にこの時のアイデアを「隠し砦の三悪人」で結実させているが、この作品でもそんなシーンがある。

13「トラトラトラ」(Tora! Tora! Tora!)
これも、黒澤明と変な因縁がある作品。あえて触れないけど。
本作は日米合作の映画。色々あってテーマ性が薄れてしまった作品ではあるが、それでも日本のプラモデル特撮映画に比べると、断然の迫力。日本海軍機はアメリカの練習機の改造だが良く出来ている。また、戦艦長門は実物大のセットを作ったというからすごい。
テーマ性が薄れたとはいっても、真珠湾攻撃に至るまでの両国のやり取りや、情報の駆け引きなどは歴史をしっかり伝えようとしている。この30年後に制作されたパールハーバーなどよりよっぽど見る価値あり。
ただし、アメリカ公開版と日本公開版で多少異なるのは昔も今も同じ(渥美清の主計兵のシーンや近衛兵のシーンがカットされている)。

14「日本海大海戦 海ゆかば」
戦艦三笠の軍楽隊員が主役の日本海海戦ものがたり。
ストーリーは全く大した事ないのだが、海戦直前の緊迫感や砲戦の猛火が迫力ある。ただし日本海海戦の内容というより、三笠艦内の様子で終始する感あり。
出航シーンから砲戦までの艦内生活などが興味深い。エンドはなんともつまらんのだが。
脇役だが佐藤浩一がいい味(笑)。

番外「カサブランカ」(Casablanca)
メロドラマですが、戦時色濃い映画(42年公開)ですので一応、中に入れときました。
好きな作品です。

とりあえずこんな感じ。
また後できっと付け加えたくなるでしょうが。
色々考えすぎて、選ぶのに3時間半もかかってしまいまった。

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コメント

昨日はお疲れ様でした。

1.「誓いの休暇」ロシア版
1955年のカンヌで大賞を「甘い生活」と争って敗れ、それても惜しいと言われ、委員会から特別賞を得た名作
子供の頃に見て、涙がとまらなかった。

2.「地獄の黙示録」
映画を哲学・文学の位置にまで高めた名作中の名作。
映画はこの作品以前と以後で大きく変わった。

3.「ジョニーは戦場にいった」
反戦映画として秀逸。映画としての必然性や時代の雰囲気描写は、同質作品の「七月四日に生まれて」をはるかに凌駕する

4.「プラトーン」
メッセージとエンターテインメントが見事に合致した作品。
ラストの説明過多が若者にはいいが、ベテランに難点か

5.「大脱走」
男なら誰でも自らを誰かに当てはめてしまうキャラ設定が見事。「ロンゲストヤード」と並ぶ「チームワーク盛り上がり映画」の名品

6.「キスカ」
日本映画に珍しい局地戦だけを描いた劇場公開用映画。
大袈裟に構えず、戦術を重点的に描くところは通好み。
しかし、この映画は不発に終わり、この路線が閉ざされたことはまことに残念。

7.「白銀の戦場 スターリングラード大攻防戦」
「誓いの休暇」同様、大感動の名作。
ラストシーンで生き残った兵士たちが、もらったばかりの勲章を投げ捨てるシーンが印象的。
ロシア人にも魂があることを知った。

8.「DAS BOOT(Uボート)」
人間ドラマの名作。

9.「誓いの休暇」ドイツ版
こちらもソ連版に劣らぬ名作。
ただし、内容は全くの別物。
これはこれで魂が熱くなった。

10.「ディアハンター」
言わずと知れたベトナム映画の金字塔。
個人的にはちょうど青春期と重なり、懐古的な気分になる。
多分にうそ臭い「セントエルモスファイヤー」より、よほどリアリティある青春映画となっている。

もちろんワースト1ば時代錯誤的アナクロリズム丸出し予定調和恋愛アホ映画「パールハーバー」です!
「シンレッドライン」や「プライベートライアン」もひどかったな。
戦争映画はやっぱヨーロッパじゃないすか

投稿: 箱将 | 2006年3月13日 (月) 11:44

箱根少将様、レス遅れ大変失礼しました。
コメントありがとうございます。
結構、戦争映画の嗜好に関しては近いのかもしれません。
「誓いの休暇」のロシア版もドイツ版も見たことないのが残念です。というか、ロシア映画そのものを殆ど見たこと無いんですよね。
「白銀の戦場」はうちの近所のビデオレンタルにあるので、そのうち観る機会があるでしょう。

ヨーロッパ製の優れた戦争映画は、日本未公開のものがまだまだありそうな気がしますね。

投稿: 蒼庚斎 | 2006年5月 6日 (土) 22:47

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親愛なるアッティクスへ 今回は、先週の続きで、またまた、博多湾シリーズです。 ←博多湾に沈む夕陽、その2です。 まず、「博多」という名称が文献で最初に確認できるのは759年、『続日本紀』においての大宰府から朝廷への進言の中に「博多大津に船が足りない」という一文が出てくることと言います。 さらに、中国の古代の書物には、博多のことを「覇家台」「八角島」「花旭塔」などの字を当てて記しているとか、朝鮮の古い地理誌には他にも「石城府」「冷泉津」「筥崎津」などの名で出てくるとか。 それ... [続きを読む]

受信: 2006年2月27日 (月) 15:37

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