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縄文vs弥生

何とも長らく間が空いてしまった。8月31日とあるけど、実は今日は10月16日。さすがに格好悪いと思って思い出しながら追筆中。

jyoumon-vs-yayoi01えっと、この日(8月31日)は東京は上野へ出かけたのであった。それも珍しく科学博物館。展示内容は『縄文vs弥生』で、実は科博と佐倉の民博の共同開催。広告ポスターやチラシには、それぞれ縄文スタイルと弥生スタイルをした女の子が手をガッチリ組み合っていたり、だらーんと並び立っていたりする写真が掲示されているが、これはあくまでシャレであって、実際に縄文人と弥生人の戦いがあったことを紹介するものではない。まあ、簡単に言えば両者の違いを比較して、どのように融合していったかを考えるきっかけを与えるというもの。

考古学で明らかになってきた生活文化や信仰のあり方、食生活。人類学で明らかになった、それぞれの身体的な特徴。遺骨の状況から、故人が何歳でどのようにして死んだか、殺されたかなどまで分かってしまうのは誠に驚きであった。この辺り、検死作業と余り変らないようだ。また、縄文の人々は、子どもや犬が丁寧に埋葬されていたり、子どもの手形を押した土器をお守りにしていたことなど、今に変らぬ人間らしさや家族愛を目の当たりにして感じるものがあった。一方、弥生の人々は、農耕民族的な筋肉の付き方や、戦闘による身体破損なども散見されて、こちらにも現代につながる利害争奪闘争の本質を見た気がした。しかし、日本列島各地の人々が弥生文化を受容して地域ごとにメタモルフォーゼさせてきた点こそ、今日に至るまでの日本文化のあり方の原点だったのだろう。

展示物品は歴博の展示に比べると少ないが、実際の土器や人骨に触れたり、実物大の再現模型などを纏めて見ることができたのは、まさに百聞は一見にしかずで、記憶に残る素晴らしい展示プログラムであった。やっぱり、こういう学習は大事だね。

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